国際セミナー「日朝拉致協議をどう打開するか」報告
平成27年12月11日、家族会、救う会、拉致議連の主催で、東京・憲政記念館講堂において国際セミナー「日朝拉致協議をどう打開するか」が開催された。
昨年5月のストックホルム合意から1年半以上が経過しても、被害者の帰国は実現していない。今年1年、日朝は激しい水面下の接触を繰り返してきた。金正恩政権は被害者を返す決断をしないが、日本との接触を切断しないという中途半端な姿勢を続けた。彼らは経済支援や総連への圧力解消、制裁解除などを全被害者の帰国なしに実現しようと様々な揺さぶり工作を仕掛けてきた。一方、安倍晋三政権は全被害者の一括帰国という要求を堅持し、「拉致が解決しなければ北朝鮮は未来を描くことができない」と繰り返し表明している。今こそ、より強い圧力をかけて金正恩政権に決断を迫るべきときである。
今回は、北朝鮮情勢に詳しい金聖?自由北朝鮮放送代表から金正恩政権の最新の動向を聞いた後、日韓の専門家が朝鮮総連の各種の有害な活動について報告し、新法制定を含む新たな圧力を提案した。