国際セミナー「日朝拉致協議をどう打開するか」報告
◆金正恩の権力、軍掌握
金聖●(自由北朝鮮放送代表) 2007年4月金正恩は総政治局を最初に軍隊掌握に取り組みました。1か月前、総政治局第1副局長に任命された金正覚(キム・ジョンガク)と宣伝副局長ある韓ドングン上将が金正恩の軍隊掌握を主導していきました。
また、金正恩は2003年から保衛司令官として仕事をしてきた金元弘(キム・ウォンホン)を呼び入れていつも連れて歩きました。金元弘から軍部の資質と性格、特に内部の不正を具体的に聞きました。
そのため金正恩の前で軍部は、これ以上だますことも、新たに表面を取り繕うこともできませんでした。金正恩が軍事総合大学特設班の時期に講義に出た縁で当時、国防委員会政策室長の金英哲もここに呼ばれました。
お父さん世代の金正覚とおじいさん世代の韓ドングンなどから上司として仕えられ金正恩は権力の力を実感しました。常に世代が変わる時はそうであるように、金正覚と金元弘、金英哲などは金正恩後継時代がうまく開幕するならば、自分たちが次に時代の権力中心に近付けると計算をしていました。
(●=王へんに文)