国際セミナー「日朝拉致協議をどう打開するか」報告
◆四番目は「貨幣改革」で経済を破局に追い立てたこと
金聖●(自由北朝鮮放送代表)
四番目に、金正恩は北朝鮮の経済を破局に追い立てた貨幣改革の責任から逃れることはできないことです。金正日と金正恩は無理な「貨幣改革」推進によって経済をめちゃくちゃにしました。
彼らは2009年11月30日、古い貨幣と新しい貨幣を100:1の比率で強制交換する「貨幣改革」を断行しました。貨幣改革の目的は人民が保有していた通貨量を吸収して消費市場の物価が上がるのを抑制し、私的市場の取り引きを統制することにより国営流通網を強化することでした。
けれども、現在まで物価は一層上がり続け、国営流通網の供給能力は拡大しないまま私的市場の取り引きだけが萎縮して人民生活がより困難になっています。その上その責任をとんでもない人にふっかけ、朴ナムギ前労働党計画財政部長を銃殺してしまいました。
(●=王へんに文)