国際セミナー「日朝拉致協議をどう打開するか」報告
◆六番目は外貨をむだ遣い
金聖●(自由北朝鮮放送代表) 六番目に金正恩は財布の中身を見もせず、金日成、金正日を凌駕する程の外貨を使っています。
2009年1月、金正恩は党内的に「後継者」として通知されて以後、4千万ドル余りを投入して金正日、金日成の誕生日などのお祝いで、祝砲とレイザー照明を動員した大型花火ショーを行いました。
そして、金正日と金正恩の超豪華別荘と偶像化建造物を管理するのに毎年3億ドル以上を使い果たしています。
金正日と金正恩は核兵器とミサイル開発に83億4,000万ドルを投入しました。2006年7月と2009年4月、2012年4月と12月には一度射つのに数百から数千万ドルがかかる長距離ロケットを発射しましたし、2006年10月と2009年5月、そして2013年2月に呪いの核試験で朝鮮半島と東北アジア、そして世界の平和と安定を極度に脅かしました。
反面、米国と日本、ヨーロッパと国際社会は北朝鮮に対する制裁をより一層強化し、韓国も5.24措置(天安艦爆沈事件に伴う経済制裁)以後、北朝鮮に対する支援を全くしなくなっています。そのため、外貨が枯渇して金父子がこの間繰り広げてきた贈り物政治(政権への忠誠心を持たせるため、折に触れて幹部らに贈り物をしたこと)も中止せざるを得ない局面になってしまいました。
(●=王へんに文)