国際セミナー「日朝拉致協議をどう打開するか」報告
◆交渉体制に不備があれば見直しをしなければならない
青柳陽一郎(衆議院議員) 12月の北朝鮮人権週間に合わせて、家族会・救う会・拉致議連が連携してこのセミナーを今年も開催し、多くの方にご参加いただいています。これは大変意味のあることだと思います。
そして今の政府の姿勢、オールジャパンで拉致問題に取り組んでおり、認定の有無に関わらず全員を取り戻すこと、そして拉致問題の解決なくして北朝鮮に未来はないという意思を発信していく。この方針については、我々は野党でありますが、全く意義を唱えるものではありません。我々も少しでもお役にたてるように協力しているところです。
しかしこれまで、先生方、あるいは専門家の方がおっしゃっているように、ストックホルム合意から1年半経っても、実際の結果が出ていない。家族の方々、あるいは被害者の方々も高齢化している。本当に一日一日が時間との勝負だと思います。
こういう状況の中で残念ながら結果が出ていない。これは交渉体制に不備があれば、あるいは進まないのであれば、見直しをしなければいけないと思います。法執行の話もありました。できることはまだあるのではないか。オールジャパンと言いますけれど、これは国民全部ですから、地方も含めてしっかり声を上げていく必要があるのではないかと思っています。
我々のゴール、これは被害者全員を日本に取り戻すことで、これは明確だと思います。この点を今日もしっかり確認して取り組んでいきたいと思います。ありがとうございます(拍手)。
西岡 続きまして、中山恭子・次世代の党拉致問題対策本部長にお願いいたします(拍手)。