救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

東京連続集会89 最終決戦は続いている 制裁強化と国際連携の圧力で全被害者を救出しよう



◆拉致問題についても国連の中で共通の認識になってきた

古屋圭司(元拉致問題担当大臣、自民党拉致問題対策本部長)
 皆様ご苦労様です。今日未明に国連で安保理決議がなされました。おそらく島田先生から詳細なご報告があったと思います。
 我々はご承知の通り、家族会・救う会からも強い要請を受けて、国連決議の中に「拉致」の要素をしっかり入れるようにとのことで、外務省、国連関係者にも相当強く申入れをさせていただきました。
 残念ながら決議の中には「人道」という言葉は入りましたが、「拉致問題」という言葉は入りませんでした。しかし、採択時の公式会合で、吉川国連大使からも「拉致問題を初めとする人道問題」について言及があり、また米国のパワー大使からも人権問題に言及していただき、その中でいわゆる「強制失踪」の問題について言及がありました。
 特に、「被害者の家族は、愛する家族の運命をも知らずにいることを強いられ続けている。この現状を我々は強く認識すべきだ」という発言がありました。実は日本からも働きかけていました。
 ただ、国連決議ですから、1国だけの要請でできるものではありませんが、安保理の中でもこの問題が共通の認識になったと言えると思います。
 昨年私は12月に、島田先生とともにアメリカに行きました。国連にもその前に行って、回ってきました。安保理のメンバーに是非拉致問題を制裁の理由の中に入れてしっかり対応するようお願いしたところ、委員会の中でそういう趣旨の提案がなされていることがあり、核・ミサイルだけではなく、拉致問題についても国連の中でそういうスタンスで何とか来たということだと思います。
 残念ながら、私は外務省にも苦言を呈したのですが、今日5時に行って、朝8時か8時半くらいに総理談話が出たんです。せっかくそれが出たのだから書けばいいのに、書いてないんです。これは私からも相当厳しく言いました。
 明日9時から、拉致対策本部と、谷垣本部というか、幹事長が本部長になっている北朝鮮問題対策本部と合同で会合を行います。ここでは、外務省からもその辺の説明を詳しく説明してもらうことになっています。

  
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