制裁と国際連携で全員救出実現を!?国民大集会報告
◆問題は北の独裁者が全員返すという決断をまだしていないこと
西岡 力(総合司会、救う会会長、東京基督教大学教授) みなさん、こんばんは(拍手)。「最終決戦は続いている 制裁と国際連携で全員救出実現を!国民大集会」を開きます。
司会は私、救う会会長の西岡が務めます。宜しくお願いいたします(拍手)。
2年前、北朝鮮は、拉致を議題にする協議を行う所まで降りてきました。そこから始まった「最終決戦」はまだ終わっていません。
今日総理にお出でいただきましたが、私は今でもよく覚えています。2年前、交渉が始まる日の夜、総理が家族会との面会の場でこうおっしゃいました。「今の方が、小泉さんが訪朝した時より困難だ。2002年に北朝鮮の指導者が一度決めたことを覆させるという大きな課題があるからだ。従って強い圧力を背景にした交渉しかない」と。総理がおっしゃった通りの展開になっていると思っています。
問題は北朝鮮の指導部、その独裁者が全員返すという決断をまだしていないということです。それをどうさせるのか、その一点です。それが「最終決戦」です。最終決戦は終わっていません。我々はこの決戦に負けるわけにはいきません。
今日、曽我ひとみさんが来てくださいました。蓮池薫さんが、最近色々な所で講演されています。わざわざ横田さんたちを呼んで、控室でこういう話をしました。「一番心配なのは向こうにいる被害者の精神の安定だ」と。「物質的には一定程度余裕があるが、2年前に調査が始まったことを彼らが知って、『何も動いていない、今回もだめだった』ということになったら、あの人たちは精神の安定を壊してしまうんじゃないか」と。
厳しい中で助けを待っている人がいるんです。ですから「最終決戦」は終わっていないんです。強い決意と取り戻すと言う決意を持って、今日の集会を始めたいと思います。宜しくお願いいたします(拍手)。
それでは主催者を代表して、家族会の飯塚繁雄代表にお願いします(拍手)。