制裁と国際連携で全員救出実現を!?国民大集会報告
◆自分のお子様の顔を被害者の顔に入れ替えて思い起こしてください
横田早紀江(横田めぐみさん母) 皆さん、こんばんは。本当に長い間ご支援いただいてありがとうございます。
今、美しい桜が日本では咲いています。めぐみちゃんが入学の時に、中学校の桜の下で写真を撮りました。あれから本当に長い年月が経ちました。でも、めぐみの姿は分かりません。
大きな船に乗せられて、船底に放り込まれて、「お母さん助けて、助けて」と叫びながら、嘔吐したり、ものすごい状態になって日本海のあの暗い波路を連れていかれためぐみのことを思う時に、それが国家犯罪として連れ去られている、それはめぐみだけでなく色々な形で、このような恐ろしい中を連れていかれた人たちのことを思ってください。
どうか皆様、大切なご自分の大切な息子さんやお嬢様、みんな健やかにお過ごしとおもいますが、どうか一日一回でも、この方々のお顔を、私たちの拉致被害者が置かれている状況に置き換えてみてください。
ああこの子が、うちの裕子が、うちの章がもしこのような状態であったらどうするだろうと。毎日一回で結構です。本当に日本人として、こんなばかなことはないと思うようになっていただけることが、解決の大きな力の素になると思います。
それまで私は、めぐみちゃんにいつも呼びかけます。「絶対に元気でいなさい。必ず帰れるから。みんなが力を合せて助けるから。ラジオでも少しですけど、いつも呼びかけさせていただいています。
たくさんの人たちが皆様の心の中でその叫びと一緒になって、日本に帰ってくることができたら、本当に日本の国はどんなに大きな喜びに沸くでしょうか。今日お見えのたくさんの方々、政府の皆さん方、国民の皆様方、日本人としての一つの心がどんな大きな歓喜に沸くでしょうか。そんな大きな喜びは今までにないのではないでしょうかと私は思うほどです。
どうか皆様、私たちに力を貸してください。そして一日一回、自分のお子様の顔を被害者の顔に入れ替えて思い起こしてみてくださるようにお願いいたします。
めぐみちゃん、必ず助けてあげるから、絶対にあきらめないでいなさい(拍手)。みんなが待っているから、必ず帰ってくることを信じているから、元気でいてください。ありがとうございました(拍手)。
西岡 17年前のことでした。最初の国民大集会を日比谷公会堂で開きました。早紀江さんが同じことを言いました。「めぐみちゃん、お母さんがきっと助けてあげる」。早紀江さんの最初の本のタイトルですね。
17年間それができていない。この重みを我々は忘れてはならないと、今の話を聞いて思いました。