救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

制裁と国際連携で全員救出実現を!?国民大集会報告



◆特定失踪者ご家族の紹介・やらなければよかったと絶対に思わせなければいけない

荒木和博(特定失踪者問題調査会代表、拓殖大学教授) まず本日お出での特定失踪者のご家族をご紹介します。失踪した時期の順番でご紹介します。
昭和43年4月、東京都墨田区で失踪された早坂勝男さんの兄勇治さんと、弟胞吉(えなきち)さん(拍手、以下略)
昭和46年4月、愛媛県新居浜市で失踪された山下綾子さんの 従兄、長島清志さん
昭和47年11月1日、東京都渋谷区で失踪された生島孝子の姉生島馨子さん
昭和48年7月7日、千葉県市原市で失踪された古川了子さんの姉竹下珠路さん
昭和49年2月24日、佐渡市で失踪された大澤孝司さんの兄大澤昭一さんと茂樹さん
昭和49年5月13日、富山県新湊市で失踪された荒谷敏生(あらたにとしお)さんの妹、矢島文恵さん
昭和60年12月4日、神戸市で失踪された秋田美輪さんの姉、吉見美保さん
平成9年4月24日、福井県三方町で失踪された宮内和也さんの義兄澤香苗さん、姉洋子さん
平成10年4月6日、新潟県長岡市で失踪された中村三奈子さんの母中村クニさん

 一言申し上げます。
 先ほど総理は、「北朝鮮に明るい未来を描かせない」ということをおっしゃいましたが、これを朝鮮語に翻訳すると(略)となりまして、これを北朝鮮に言っても何も意味が分かりません。
 北朝鮮に同じことを分からせようとするのであれば、(略)と、「金正恩の野郎は八つ裂きにしてやる」(拍手)と、こういうふうに言わないと分からないのです。
 「行動対行動」と政府は言われていますが、「行動対行動」というのは、2分前からの「行動対行動」ではなくて、北朝鮮が拉致した行動に対する「行動対行動」でなければなりません。
 北朝鮮が拉致をした過程で、はきりは分かりませんが、今日ご挨拶をされた寺越昭男のお父さん、寺越昭二さんは、その場で殺害をして海に沈めたという話もあります。
 あるいは福留貴美子さんについても、夫であるよど号犯の岡本武と共に死んだという話があり、あるいは特定失踪者でもある高兄弟のお母さんである渡辺秀子さんも、日本国内で殺害されたという話があります。
 今日無事であっても、明日どうなるか分からない。そしてもし、亡くなっている人がいたとすれば、その命はもう取り返すことができません。それに対して、一体どういうふうにしなければいけないのか。
 ご家族の前でこういうことを言うのは非常にはばかられるかもしれませんが、「行動対行動」と言うならば、それに対する報復しかないと思います(拍手)。
 先ほど、「人殺しはしない」という松本さんの話がありましたが、あの若大将をどうにかしないと、問題は解決しないのではないか。
 恐らく来週15日は、金日成の誕生日ですから、また花火大会でもやるのではないか。あんなことをほったらかしておいては、いつまで経っても時間稼ぎで核もミサイルもできてしまう。それを一体どうするのかということは明確です。
 先ほど古屋自民党本部長の話の中で、スネドンさん、アメリカ人の特定失踪者と言っていいと思うんですが、この話がありました。本来であれば、アメリカがどうこうじゃなく、日本が自衛隊を出して、日本人の拉致被害者だけでなく、スネドンさんも助ける。そしてアメリカに恩を売るということくらいのことは、当然あってもいいと私は思っています(拍手)。
 アメリカにやってもらうこと自体が、私は間違いではないだろうかと思っています。もちろん、スネドンさんを助けるということは、拉致されているのであれば当然必要ですが、それをわが国がやるということではないだろうかと思っています。
 この国は、壇上におられる皆さんも、フロアーにおられる皆さんもそうだと思いますが、曽我ひとみさんが言っています。帰ってきている5人、私は蓮池さんには嫌われているんですが、帰ってきている5人に対して、帰ってきてからの生活の支援はしていますが、拉致をされていた間の24年間、曽我さんのお母さんであれば今日までの38年間に対する保証は、何もしているわけではありません。
 その間は一体どういうふうに考えるのかということを完全に抜いた状態で今日まで来てしまっているというのが現状です。支援法の時の自民党のプロジェクトチームにも言ったんですが、拉致はわが国にとってどういうことなのかということを、我々自身が、議員の先生方だけではなくて、胸に手を当てて考えなければいけないことではないだろうかと思っています。
 とはいえ、我々は力が微力です。今何ができるかという問題はあるんですが、先ほど曽我さんのお話の中にもありました。あるいは横田早紀江さんの話の中にもありましたが、ともかく、「あきらめないで」ということを伝えていかなければならないと思っています。
 この3月の終わりから、「しおかぜ」の放送時間を今までの1日2時間から、2時間半に伸ばすことができました。さらに今度は、中波放送もやって、少しでも聞きやすくしようと思っています。
 中波放送には金がかかります。我々は次の地震があれば倒れるようなビルの中にいて、この冬はお金がなくて暖房もかけられなかった。だから中波放送というのは笑い話みたいなものですが、ともかく今、やっておけばよかったということだけはないようにしたいと思っています。
 併せて、風船で飛ばしているビラも新しいものを作って、すべての拉致被害者、特定失踪者、救う会の認定の方も含めてですが、そのお名前を入れたビラを入れて、北朝鮮に飛ばそうと思っています。
 先日朝霞で2年振りに見つかった誘拐事件の少女も、自分を探してくれているということが分かって逃げ出す気になったと言われています。だから我々も、ともかく探しているんだということを、北朝鮮にいる方々に、なんとかして伝えなければならないと思っています。
 ともかく、「行動対行動」ならば、相手に対して、やらなければよかったと絶対に思わせなければいけない。そのためには、今日お出での皆様方の力と声が必要です。ご協力をお願いして、私のご報告とさせていただきます。ありがとうございました(拍手)。

  
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