今ここまで言える日本人拉致の全体像ー東京連続集会91全報告
◆アメリカ人被害者の真相究明決議案が上下両院に
島田洋一(救う会副会長、福井県立大学教授)
古屋圭司元拉致問題担当大臣と一緒に、先週火曜日から二泊三日で訪米しました。主目的はデヴィド・スネドンというアメリカ人被害者の真相究明決議案が上下両院に出るんですが、それを早く採択してほしいということで、15の議員事務所等を回ってきました。
決議案のポイントは、北朝鮮による拉致という角度から、この事件をアメリカ情報部、国務省がしっかり調べ、日本その他の専門家とも意見交換をしっかりしなさいという内容です。
従来アメリカは北朝鮮問題では、核・ミサイルの観点が中心だったのですが、拉致被害者救出という観点からも情報収集を強化してもらおうということです。できるだけ7月の夏休み前までに通してもらいたいということです。着実に成果が出つつあります。
それから「福井県で特定失踪者の方が国内で見つかったことが報じられました。プライバシーの問題もあって細かいことは言えないんですが、見つかったことでよかった面もあるんですが、地元では様々な募金活動をしていた関係もあり、特定失踪者1000番台と指定するのはしっかり調べた上でないと困るじゃないかという声も若干あるということですが、拉致の疑いを排除できないケースが多いだけに、しっかり声を上げていくことが、北朝鮮側に妙なことを考えさせない点でも必要だと思いますので、引き続き疑いを排除できないケースについて声を上げていくべきだと思います。
西岡 飯塚さん、増元さん、ひとこといかがですか。