最終決戦は続いている!制裁と国際連携で全員救出実現を!国民大集会 全報告
今年2回目の国民大集会は、平成28年9月17日、「最終決戦は続いている!制裁と国際連携で全員救出実現を!国民大集会」とのタイトルで、東京・砂防会館別館の「シェーンバッハ・サボー」で開催された。家族会、救う会、拉致議連、北朝鮮による拉致被害者を救出する知事の会、拉致問題地方議会全国協議会が主催し、安倍総理を初めとする政府代表、各党代表、特定失踪者問題調査会役員と同家族も参加した。
安倍晋三首相は、「北朝鮮の指導部には、これ以上いたずらに時間を費やすことは何ら利益とならないばかりか、日朝関係にぬぐいがたい禍根を残してしまうことに思いを致し、対話を通じ拉致問題の早期解決を実現するよう強く求めていく」と述べ、北朝鮮の対応を促した。
飯塚繁雄家族会代表は、拉致問題を核、ミサイル問題と切り離し、拉致問題を最優先で解決してほしいと要請した。横田早紀江さんは、娘のめぐみさんが北朝鮮で「自分は日本人だ」と示すために「君が代」を歌っていたことを紹介した。
「救う会」の西岡力会長は、これまで北朝鮮に対する制裁強化を訴え続けてきたが、それはほぼ実現した。今後はすべての被害者を帰国させるなら、核実験・ミサイル発射でかけた制裁以外の独自制裁部分は解除することができるので、実質的協議を行うよう要請した。
加藤大臣は大集会前日の家族会・救う会との面会で、この要請に対し、「制裁はかけて引くのもカードだ」と述べた。