最終決戦は続いている!制裁と国際連携で全員救出実現を!国民大集会 全報告
◆拉致の交渉は核・ミサイルより最優先で
中山恭子(日本のこころを大切にする党代表、元拉致問題担当大臣)
また、これまでにも何度もお話が出ていますが、核・ミサイル、北朝鮮が夢中になってここに集中して仕事をしている。この問題が出てきている中で、ミサイルが一発日本に飛んできて被害が出たら、何千人もの人に被害が及ぶかもしれない。そんな中で、拉致問題だけやれと言っている場合じゃないじゃないか。そういうような動きが最近各地で、色んな部署で感じ取ることができます。
しかし、ミサイルや核を抑制する交渉や作業と同時に、今日の決議案を読んで、「これはありがたい」、「是非そうしてもらいたい」という思いがあるのは、「全被害者救出のための協議を行うことと、ミサイルや核を抑制することは矛盾しない」と書いてあります。
まさにその通りだと思っています。核やミサイルを抑制するための動きを徹底して行うことは当然ですが、その中で被害者救出の交渉を行っていくことは、決して矛盾しない、やり得ることだと考えておりますので、政府の皆様に、核・ミサイルの方にまぎらわされることなく、被害者救出について、現に向こうで監禁されている日本人がいるんですから、このことについては最優先で進めていただきたいと思っています。
また、先ほど加藤大臣が非常に心強いお話をしてくださいました。「死亡しているということを一切受け入れることはしない」とおっしゃってくださいました。死亡しているのではないかという心配が多くの方々の中に、核・ミサイルの問題と絡んで出てきている可能性があります。
しかし、その証拠が一切ない限り、私たちは生存しているという前提で救出に当たる必要があると考えていますので、必ず向こうで生存している拉致被害者がたくさんいる。救出しなければ独立国家としても恥ずかしい。そういう思いで事に当たっていただきたいと考えています。