最終決戦は続いている!制裁と国際連携で全員救出実現を!国民大集会 全報告
◆口ではなく具体的な行動を
横田哲也(横田めぐみさん弟、家族会事務局次長)
皆様、こんにちは。テレビをつければ、北朝鮮関連では核実験、ミサイル発射が多くて、拉致問題を取り上げる時間がほとんどないか、全くないものですから、拉致問題への関心が非常に薄まっている懸念を日々抱いています。
今ニュースでは、アメリカ軍のステルス爆撃機が韓国に配備されて、事によっては一触触発のことが起こりかねない現状があるわけです。
先般のミサイル発射によって、たまたま日本の国土に着弾しなかったものの、近い海に落ちたということで、もし着弾したらとか、漁民に被害が出た時に、日本国政府が個別的自衛権を発動して攻撃するのかしないのかについて、煮詰まっているのか疑問でならないです。
もし本当に着弾した場合に、これは個別的自衛権ですが、被害状況によっては集団的自衛権の発動が生じて、アメリカ軍が総攻撃をかけるかもしれません。その時、攻撃の規模によっては、私たちの家族・同胞が全員死ぬかもしれない。国民を殲滅する危害を加える時に、準備ができているのかと不安を抱きます。
当然そういう攻撃に至らないように、外務省を中心とした水面下交渉をやってくれていると思いますが、なかなか日本国だけの圧力では通じないので、交渉には応じていないようですが、政府はやはり交渉に応じるような、様々な、多面的な圧力をかけていくことが必要で、政府はもっと知恵を絞って圧力を強化してほしいと思います。
先ほど中山恭子先生もおっしゃいましたが、憲法なのか自衛隊法なのか分かりませんが、法改正の準備をすることがない限り、どれだけ我々がここで言っても全く意味がないことになります(拍手)。具体的な行動はそこにあると思っていますから、日本政府の関係者の方も動いてほしいと考えています。
家族会は全員が帰還するまであきらめませんし、向こうで生き続けていることを一秒たりとも忘れません。国民の皆様も、そういう状況を理解していただいて、これからもご協力を宜しくお願いしたいと思っています。
帰ってくるためには、主権を侵害されたとか、大切な同胞を奪われたことにつき怒り続けることと、自由や正義がいかに大事なものかということを持ち続けられるかどうかだと思っています。ここにお集まりの方々は全員がそうだと思いますが、国内に多くの抵抗勢力がいるのも事実ですから、そういう方々に「そうじゃないだろう」と言って、変えていかなければだめですね。
今日は、如何に救出するかというところにありますが、やれることをやっていきたいと思っています。ありがとうございます(拍手)。