最終決戦は続いている!制裁と国際連携で全員救出実現を!国民大集会 全報告
◆決議案採択
鈴木馨祐(拉致議連事務局次長、自民党衆議院議員)
では本日の国民大集会の締めくくりに当たり、決議案を朗読させていただきます。
決 議 案
本日、私たちは本年2回目の国民大集会を開催した。4月の大集会から半年が過ぎ、北朝鮮は全被害者を返すという決断を先延ばしにしながら、ミサイル発射と核実験暴挙を行った。その不誠実で危険きわまる行動に強い怒りを覚える。
北朝鮮が拉致という許しがたい国家テロを行って数十年が経ち、政府の拉致問題対策本部が発足して10年になるが、いまだに多くの拉致被害者を救出できていない。
わが国の対北制裁は国連安保理決議が求める水準を大きく上回る。国連制裁は核とミサイルを理由にしているが、わが国はそれに加えて拉致問題も理由にしているからだ。たとえば、人道支援の停止や貿易全面禁止は拉致を理由にかけている制裁だ。核・ミサイルに関して国際社会と共に圧力を強めることと、拉致を理由とする制裁をカードに全被害者救出のための実質的協議を行うことは矛盾しない。
拉致被害者救出は人命のかかった緊急課題である。自国民保護は政府の当然の責務であり、核問題での国際連携強化を進めつつも、北朝鮮からの被害者帰国を先行して実現せねばならない。拉致問題がいかに重大な人権侵害事案であるかを国際社会に訴えてきたのもこの時のためだった。
あらためて政府に、核・ミサイル問題と切り離して全拉致被害者救出のための実質的協議を行うよう求める。被害者が彼の地で祖国の助けを待っている以上、私たちは負けるわけにはいかない。必ず救い出すという決意を込めて以下の決議を行う。
一、北朝鮮は、今すぐ、被害者全員を返せ。全被害者を返すための実質的協議に応ぜよ。
二、政府は、核・ミサイル問題と切り離して被害者帰国を先行させるための実質的協議を最優先で実現せよ。
三、立法府は、北朝鮮のようなテロ集団を支える活動をわが国内で行うことを阻止する新法を作れ。
平成28年9月17日
「最終決戦は続いている!制裁と国際連携で全員救出実現を!国民大集会」
参加者一同
以上です。
西岡 ご承認いただければ強い拍手をお願いいたします(拍手)。
鈴木 では参加者の皆様方からのご承認をいただきましたので、決議とさせていただきます。ありがとうございました(拍手)。
西岡 「最終決戦は続いている」と我々は言っています。この決戦に勝たなければなりません。これまで我々が運動して築いてきた、「制裁と国際連携」で圧力を今使う時です。
被害者が苦しい中で今日も月を見ながら、待っています。北朝鮮にも秋夕(チュソク)というのがあるんですが、お盆です。大きなお祭りですが、それが日本の十五夜です。ふるさとにみんな帰る。しかし帰るふるさとがない被害者が月を見て、曽我さんが北でやってたように祈っているはずです。
今晩も月や星を見ている横田めぐみさんや有本恵子さんや、まだ私たちが名前すら分からない全被害者が、「いつ日本から助けが来るのか」と待っています。
困難な状況になってきましたが、しかしそれを困難だといってあきらめるわけには絶対にいかない。待っている人たちがいるからです。
皆さん立ち上がってシュプレヒコールをしましょう。
シュプレヒコール オー
シュプレヒコール オー
北朝鮮はすべての被害者を返せ! 返せ! 返せ! 返せ!
日本政府はすべての被害者を取り戻せ! 取り戻せ!取り戻せ!取り戻せ!
我々はすべての被害者を取り戻すまで闘うぞ! 闘うぞ!闘うぞ!闘うぞ!
ありがとうございました(拍手)。以上をもちまして閉会とします。ありがとうございました(拍手)。
以上