国際セミナー「激動する南北情勢の中で拉致問題を考える」全報告
◆危機を乗り越えれば機会が来る
金泌材(ジャーナリスト、趙甲済ドットコム記者)
戦争用語でコンペティティブ(競争)という言葉がありますが、70年間北朝鮮と戦ってきている中で疲れているのです。韓国人はもう一度立ち上がらなければならないのですが、朴槿惠大統領の弾劾訴追案は今可決されました。
内乱が起きるのではないかと心配もしますが、逆に言えば危機だからこそそれを乗り越えれば機会になる。危機が来た時には、その原因が何なのかを正確に認識して、それに対応していくべきではないかと思います。
危機ではありますが、また何かが起きると思います。それが我々の機会になるのではないかと思います。時間があまりないので、危機に対し時間を浪費してはならないと思います。
島田 古森さんのレジュメ(配布資料)にアメリカ人の名前も出ていますが、またウールジー元CIA長官について先ほど言及がありましたが、介入派ということで元国連大使の名前が上がっています。ある報道によると、ダナ・ローラバッカーという中国に対して強硬な下院議員の方が国務長官で、ジョン・ボルトンが国務副長官ということです。仮に彼らが国務省のかじ取りをすることになったら、北朝鮮に対してどういう戦略を取ると思いますか。