国際セミナー「激動する南北情勢の中で拉致問題を考える」全報告
◆2つの優先をどう貫くか
西岡力(救う会会長)
国際情勢では嵐が吹いている。我々はアメリカの大統領選挙で投票することはできないし、韓国の政治に関わることもできない。しかし、大きなことが起きて、激しい嵐が吹く。そういう中でも日本人を助けなければならない。助けることは日本国の使命ですし、自国民を保護することは絶対に譲れないことです。
この旗を上げ続け、拉致・核・ミサイルという包括的解決の中で拉致をまず最初に解決しなければならない。逆に、世界中の核・ミサイルに対する圧力も使って、トランプ政権がとるであろう大変な圧力も使って、どう先に解決するか。
また、北朝鮮が拉致以外の日本人妻等を動かしても、それは赤十字レベルの人道的なことでやってほしいことですが、それが彼らがほしいものには絶対つながらないということを教えなければならない。ここでもあくまで拉致が優先です。
この2つの優先をどう貫くか。嵐の中でも拉致の旗を飛ばさない唯一の方法ではないかと思っています(拍手)。