国際セミナー「激動する南北情勢の中で拉致問題を考える」全報告
◆私たち家族が元気なうちに、妹が元気なうちに、日本に帰れるように
松本 孟(松本京子さん兄)
みなさんこんにちは。今年もあと20日間ほどになりましたが、38年間、帰る日を今か、今かと待って、この年まできてしまいました。新聞等によりますと、(妹は)北朝鮮で病気をしているという情報もあります。確かな事実でしょう。
しかし、病気をしていることが理由にはならないと思いますが、家族として、妹が病気でいるということになれば居ても立ってもいられない。政府の方に救いを求めたい。そして無事に元気で日本に帰ってこられることが主眼だと思いますので、政府の方には大変ご苦労ですが、是非とも私たち家族が元気なうちに、また北朝鮮で暮らしている妹が元気なうちに、日本に帰れるようにしていただきたい。
この38年間、私の場合は、いつ帰ってくるのだろうかと、そんなことばかり思って暮らしてきました。その兆候は見られませんが、妹が帰ってくるまではなんとか恥をかかないように、病気をせずに暮らしていきたいと心がけています。是非皆さん方のお力添えをいただきたいと思います。ありがとうございました
(拍手)。