拉致発覚から20年?我々はどこまで来たのかー東京連続集会93全報告
◆拉致の国内協力者を暴き出したい
長谷川煕(ジャーナリスト、元AERA記者)
色々な話をしましたが、私は私がやれることをやりたい。私は単なる取材執筆者ですので、やれることはまだたくさんあるのではないかと思って、実はまだやっています。拉致は北朝鮮から船に乗って日本に入ってきた侵入者が、適当にだれかを暴力でさらっていくという、そんなたやすいものじゃないと思います。
どういう人間を捕まえるかということを見定めているように思われるふしがあります。私は日本側に、拉致という凶悪な国家犯罪に協力する人々、グループ、勢力がなければ不可能だと思っているのです。その者たち、グループ、勢力を暴き出すのが私の仕事だと思っています。
成功するかしないか分かりません。もしかしたら多少成功するかもしれません。自分のできる範囲のことをやって、日本の意図的な、あるいは無意識な不作為によって生じた、この途方もない北朝鮮の犯罪をずっと成功させ、今も解決ができないでいるという日本とは何なのかを暴き出すことです。
日本においてどんな凶悪なものどもがこの凶悪犯罪に協力したのか。政治家も含めてです。そこを何とか暴き出したいと思っています(拍手)。