家族会・救う会の新運動方針ー東京連続集会94全報告
◆安倍総理と面会 今年は道が開けるかもしれない
西岡力(救う会会長)
この「最優先」ということについて、安倍総理がどう考えているのか。先ほど言ったように、国会の中では「最重要」という言葉が多かったですから。もちろんこの運動方針に書いてある通り、去年の9月17日、我々のところに来てくれて面会した時は、総理は「最優先」という言葉を使いました。
あるいは12月、日本が追加制裁を決めた時の拉致担当4大臣会議でも、「最優先」という言葉を使っていますが、どう考えているのだろうかと思いました。
まず直前の日米首脳会談で、トランプさんに会った時、日米首脳会談の共同声明の中に、「拉致問題の早期解決で認識が一致した」という文言が入りました。「早期」とあります。もちろん「核・ミサイル開発を絶対やめさせる」という文言も入りました。しかし、拉致問題は別に、「早期解決」としました。日米共同声明に「早期解決」という言葉が入ったのは初めてです。
「最優先」ということは早くやれということです。「早期」も早くやれということです。昨日安倍総理に会い、「オバマ政権の時よりもトランプ政権になって対北圧力が強まるだろうが、拉致問題が日本にとっては重要だ」という話をしていました。もうちょっと突っ込んだ話があったのですが、オフレコということだったので具体的な表現には触れませんが、私が感じたことは、「同じことを考えている」ということでした。アメリカの強い圧力がある今こそ拉致の旗をしっかり掲げていれば、2002年と同じように道が開けるかもしれないと総理も考えているなと思いました。