家族会・救う会の新運動方針ー東京連続集会94全報告
◆制裁を緩めるカードは拉致でしか使えない
西岡力(救う会会長)
そして、「制裁を緩めるカードを使え」と我々は言っていますが、制裁を緩めるカードは拉致でしか使えないんです。今日本は、国連安保理事会が核でかけた制裁は守っています。それよりもっと厳しい独自制裁をしています。そして理由に拉致が入っている。しかし、日本人妻の問題や日本人の遺骨の問題は、北朝鮮の非人道的行為は制裁の理由には入っていません。制裁の理由に入っていないものは、そのことは前進させるべきだと思いますし、北朝鮮の非人道的態度は許しがたいと思っていますが、それが動いても制裁の理由ではないので解除できない。二つの最優先があります。
特に前者の核・ミサイル問題との間の最優先は、過去2回アメリカが核・ミサイル問題で軍事的圧力を使った時、北朝鮮は実際動いたんです。今回も圧力がかかる。その時こそ北朝鮮が動く時なんです。
1回目は拉致は一切議題にならなかったからゼロ回答だった。2回目はアメリカの圧力で5人を取り戻した。3回目はまず、アメリカと話し合って、早期解決という合意をとって、北朝鮮に臨む。核も重要だと言って、日本も一緒にやる。
田中さんのようにアメリカをだまして、アメリカから核開発をやっているという情報があるのに無視して、北朝鮮と文章を作るようなことは安倍さんはしていません。今回まずトランプと話ができている。