家族会・救う会の新運動方針ー東京連続集会94全報告
◆でき得るすべてのことをやって喜びの日を迎えられるように
西岡力(救う会会長)
また救う会全国協議会としては、この10年間精力的に取り組んできた北朝鮮の内部から確実な情報を取り、政府の実質的協議に活用してもらうことを続けたいと思っています。
「今年中に」という戦略は、十分可能性があると思ったからそういう言葉を使いました。そして使った以上、やれることは全部やらなければならない。自動的に物事は進みません。意思を持っている人たちが、それぞれの場所で、自分のお金や時間や能力を使って、見返りなしにどれだけ動けるか。
よく家族の人に言うんですが、「我々の運動は、坂道を鉄の球を持ってあがるようなものだ」と。手を放したら落ちちゃいます。しかし20年経って下を見ると、20年前は「拉致疑惑」と言われてほとんど相手にされなかった。でも10年経ったら拉致担当大臣ができて、対策本部もできた。北朝鮮人権法もできた。
そして5年前には国連の報告書が出た。一歩一歩高い所に来ているのは間違いない。しかし、頂上がどこなのかまだ完全に見えたとは言えませんが、しかし、「今年」と我々は言いました。言った以上、本当に不退転の覚悟でやるしかないと思っています。
残念ながら去年、少しカンパが減りました。今活動に制約がある状況ですが、「今年」ということを言いましたので、支援者の皆さんにも是非特別にカンパしてくださいとのお願いの手紙を出そうと思っています。
でき得るすべてのことをやって、ぎりぎりのところまで家族の人たちと喜びの日を迎えられるようにしたいと思っています。