拉致被害者救出運動20年特別集会全記録
平成29年3月24日、家族会・救う会・拉致議連は、拉致被害者救出運動20年特別集会を東京・文京区民センターで開催した。
家族会が結成され、北朝鮮にとらわれている拉致被害者を救出する運動が始まって今年3月25日で20年になる。政府認定被害者が最初に拉致された時から40年が経っている。平成14年に5人の被害者を取り戻すという成果があったが、その後は1人も取り戻せていない。3団体は、3月23日、「わが国が拉致問題を最優先として、全被害者が帰ってくれば独自制裁解除など見返りを出せるという姿勢で働きかければ、今年中に全被害者を救うことも十分可能」との共同声明を出した。
参加者は、家族会から飯塚繁雄代表、横田哲也事務局次長、有本明弘さん、斉藤文代さん、松本孟さん、本間勝さん、寺越昭男さん、北野政男さんが、救う会から西岡力会長が、拉致議連から塚田一郎事務局長が参加し、平沼赳夫会長のメッセージを代読した。さらに政府から加藤勝信・拉致問題担当大臣、各党拉致問題対策本部から山谷えり子自民党本部長、渡辺周民進党本部長、上田勇公明党委員長、中山恭子日本のこころ代表が参加した。
また、横田早紀江さん、横田拓也さん、増元照明さんについては、集会前日の記者会見における発言を収録した。西岡力救う会会長が司会を務めた。