救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

今年中にすべての被害者の救出を!国民大集会 全報告



◆毎日毎日が節目

飯塚繁雄(家族会代表、田口八重子さん兄)
 みなさんこんにちは。今日は国民大集会、拉致問題解決のためにという大きな目的があります。多くの皆様がこうして「早く解決せよ」と、そうした意気込みがひしひしと感じられます。ありがとうございます。
 私たちは今年中にこの問題を解決し被害者を救出するという大きな、強いテーマを掲げて頑張っていきます。拉致が始まって40年、そして平成9年3月25日に家族会が立ち上がりました。それから20年。この間、必死の戦いを続けてきたわけですが、結果的に5人の方々が帰ってきましたが、それ以外は全く進展なしという状況が続いてきたわけです。
 20年という節目は、数字的にはそうかもしれません。しかしながら、北朝鮮で待っている被害者たちあるいは我々家族の思いは、毎日毎日が節目なんです。そういう思いで過ごしてきて、10年も20年も経ってしまった。この期間の重み、これを私たちはどう考えていくかということにもなります。
 「こうしておけばよかった」、「あの時こうしておけばもっと解決したのではないか」というあらゆる経過の中で、反省点みたいなものがたくさんあります。しかし、今この時期、それをいちいち取り上げても前には進みません。
 従って、そういう経過を踏まえて今後、特に今年どうするかが重要な焦点であろうと思います。北朝鮮を取り巻く情勢は混とんとして、色々騒いでいます。私たちはいつもお願いしているように、どんな状況下にあろうとも、北朝鮮にいる被害者を帰国させるということにどうやって直結させるか。これが焦点です。
 他の騒ぎの中に巻き込まれて、司会からもありましたように、我々の「救出するぞ!」というこの旗が吹き飛ばされてしまうのではないか、この問題がおいてけぼりにされてしまうのではないかという懸念があります。
 従って私たちは、被害者のことも思えば、何をさて置いてもというこの気持ちは私たちの強い思いです。被害者の家族、向こうにいる被害者の人たちが「いつか、いつか」と待っている。こういう状況です。
 こうしている今も、あの厳寒の北朝鮮に監禁され、自由を奪われ、「本当に帰れるのかしら」という思いもしていると思いますが、私たちの日本での救出活動については多分風の便りに聞いていると思うんです。従って、その帰国をじっと我慢して耐えていると思います。しかしその我慢も、精神的には相当限界を超えているのではないかとも考えます。
 今後の北朝鮮への対応については、当然、今までかけてきた拉致を理由にした制裁、これをてことして使って、北朝鮮との交渉の中でどうやってこれがうまくカードになるのか。北朝鮮に向けて、「あなたがたが被害者を全部返せば当然制裁も解ける。あるいは今後課題となる北朝鮮との国交正常化にも結び付くんだ」ということを、はっきりと強い態度で突きつけることも大切だと思います。
 政府におかれましては、この問題は安倍総理を中心として、政府の重要課題、しかも最優先課題として取り組んでいただけると私は今思っています。そういう面では、政府、議会、自治体、そして国民の一人ひとりの皆様が一体となって、何とかこの問題を強く、早く、確実に解決するように、皆様と共に戦っていきたいと思っています。
 今後とも色々な場面でご支援、ご協力をお願いいたしまして私のあいさつとさせていただきます。ありがとうございました(拍手)。
司会 続いて平沼赳夫先生にお願いします。平沼先生は車椅子ですので、その席でご挨拶をいただきます。

  
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