今年中にすべての被害者の救出を!国民大集会 全報告
◆政府に拉致議連が超党派で提言
平沼赳夫(拉致議連会長)
皆様方、こんにちは。今日はお忙しい中、このようにたくさんの皆様方にお集まりいただき、主催者の一人として心から感謝申し上げます。
政府が認めたように、もう40年経ちました。家族会も紆余曲折はありましたが20年も経っているわけです。40年前ということを考えると、中学生で拉致された人が50過ぎとなります。いかに皆様が苦労されたかよくお分かりだと思います。
北朝鮮がいうように、「全員死亡」したと、そして全員の死亡診断書を出してきました。それを見ると、ご承知のように滅茶苦茶な死亡診断書です。みんな同じ病院であり、ある人は海水浴で死んだとか、二酸化炭素中毒で死んだとか。そして日付も滅茶苦茶です。それを工作員だった人が指摘するとすぐ訂正してくる。こんな滅茶苦茶な国です。
2002年には5人が帰ってきて、その後家族も帰ってきてやれやれと思っていましたが、「もう拉致問題はない」と言って、取りつく島もありません。ご家族の皆様や救う会の皆様が大変苦労されたと思います。
私たち議員連盟としても一生懸命やってきました。毎年5月の連休にはアメリカに行って、アメリカの議会や政府にしつようにこの問題は大変な問題なんだということを訴えました。また国連の人権委員会では、大事な人権問題だということで取り上げてくれたわけです。
我々はあきらめることなく、この問題に関して家族会・救う会の皆様方の気持ちを満場一致で提言にしました。そしてこの20日、総理官邸に安倍総理をお尋ねして、加藤大臣ともども、我々拉致議連の提言を提出させていただきました。「十分に検討する」とのことで、我々はあらゆる媒体、国連の場など国際社会を通じて一生懸命解決のために頑張っていく覚悟ですので、皆様方の力強いご指導を宜しくお願いいたします。
本日は誠にありがとうございました(拍手)。
司会 ありがとうございました。今先生の話を聞いて思い出したんですが、先生は二度目の脳梗塞で車椅子になられたのですが、一度目の発作が出た後の最初の海外旅行はアメリカでした。アメリカで政府に、「テロ支援国指定を解除するな」という訴えをしてくださいました。
脳梗塞は飛行機に乗るのが一番よくないんです。一生懸命とおっしゃいましたが、まさに命がけで、家族会・救う会と共に運動をしてくださったのが平沼先生です。もう一度拍手をお願いします(拍手)。
続きまして、安倍晋三内閣総理大臣が来てくださいました。お願いいたします
(拍手)。