今年中にすべての被害者の救出を!国民大集会 全報告
◆これまで以上の対話と圧力を
松浪健太(日本維新の会拉致問題対策本部長)
皆様こんにちは。我が党も紆余曲折があったため拉致の本部が何度も立ち上がったわけですが、この度拉致対策本部を立ち上げさせていただきました。
私は政界に入る15年前は「産経新聞」に所属していました。かつて記者時代に、最初に拉致の問題を取り上げた時には他のメディアからは誤報扱いされたと先輩の記者からうかがいました。
そうした逆境からここまで歯をくいしばって頑張ってこられた拉致被害者の皆様、そしてこれを支援されてきた皆様に心から敬意を表するものです。
我が党では、安保法が改正されて、今までの集団的自衛権の概念が近代化されてきたわけです。かつての集団的自衛権と今の集団的自衛権とでは、ミサイル防衛等でもう同じように考えられないということですので、我が党では日本も敵基地攻撃能力を持つべきではないかと。「対話と圧力」というのであれば、しっかりとこうした防衛的圧力を持つべきだろうという意見を持っています。
こうしたものがあって初めて我々は、本当の意味でアメリカとの交渉も大事ですが、自分たちの自立した交渉も成り立ってくるのではないかというのが日本維新の会のスタンスです。
そしてまた北朝鮮に対してはこうした圧力の視点を持つ。私自身は金正恩委員長が就任して以来2回訪朝させていただきました。いつかこの拉致の問題にお役にたてるのではないか、その一心です。
これまでは朝鮮労働党の外交部の部長とも、今副委員長になっていますが、対話を重ねさせていただきました。日本にとってこの拉致の課題は本当に最優先の課題なんです。普通の国なら戦争になる課題なんです。こういうことを政治家が、我々は野党ですから、こうしたチャンネルで伝えていくことは大事だと思います。
そしてまた北朝鮮に対しては、前の金正日総書記の時代のことです。みなさんにとっては解決しやすい問題になっていると、我々は非公式に伝えています。こうした本当の意味での対話と圧力、我々はこれまで以上の対話、これまで以上の圧力をこれから作っていかなければならないと思っています。
かつての「よど号事件」の山村新治郎議員ではありませんが、我々はこの身に代えても被害者の皆様を返していただきたい。その覚悟のもとで活動していきますので、今後共に頑張っていきましょう。ありがとうございました(拍手)。
司会 ありがとうございました。今の松浪先生の話を聞いて思い出したんですが、中山恭子先生が5人の被害者を迎えに行く時、「北朝鮮では何が起きるか分からない。5人の被害者が出てこなかったら、空港で泊まり込みましょう」と言って、着替えの荷物を持っていかれたと聞いています。続いて中山恭子日本のこころ代表、お願いします。