緊迫する朝鮮半島情勢下での救出戦略ー東京連続集会95全報告
◆米韓軍は金正恩がいつもどこにいるか知っている
惠谷 そうです。ついでに暗殺計画についてお話しますと、金正恩の日常については、米韓軍はいつもどこにいるかをとらえています。従って、ピンポイントで本人を空爆することは技術的には可能です。
例えば、今日は地下司令部に入っている。そこまで把握しているか分かりませんが、その場合、地下を爆撃する能力も持っています。しかし問題があります。地下で爆発するとDNAがとれない。これでは今後暗殺作成はできない。
古くはチャウシェスクの暗殺の時に、処刑された死体映像が出ました。万人が、この人は死んだと納得できる状況でないといけない。地下司令部で死んだとしても、洗脳によって北朝鮮の民衆は、元帥様は絶対どこかにいらっしゃるとなると、この神話・伝説を払拭するのは不可能です。
ですから、暗殺するにはDNA採取が可能な方法でやらないと、暗殺した意味がなくなり、効果が低くなります。従って、暗殺というのは、単純に銃撃をして遺体からDNAを取る必要があり、爆殺して遺体がどこかに行っちゃったというのではだめなわけです。
西岡 それはこちらが積極的に仕掛けることであって、北が奇襲南進をしているとの兆候を確実に掴めば、そういうことは言っていられないですね。
惠谷 もちろんそうです。