北朝鮮は今どうなっているのか?東京連続集会96全報告
◆情報次第で売り惜しみや買い占め
宋允復 制裁のことですが、地方の市場でコメの価格やガソリンの価格を見続けている人たちに聞くと、ここ数年穀物価格は非常に安定しているそうです。コメの値段も、去年、今年は1kg当たり3000ウォンから4000ウォンの間です。
例年1月は毎年若干下がるそうです。それは前の年の収穫がだいたい定まって、農場にどのくらい分配するか、そしてそれが供給されるのが1月だそうです。その時期は市場にも出回るので比較的安定している。
ところが春窮期になるとまた値段が上がる。今年は5月下旬から値上がりの幅が上がって5000ウォンを越え、6000ウォンもあった。
ガソリン価格も3月までは1kg当たり7000ウォンくらいだったのが、4月から上がり、5月下旬には1万4000ウォンを越えるようになった。これが制裁の影響かどうか。市場に関わっている人たちは、「中国が供給を絞ってきた」と。
ところがそういうことが起きるという情報が広まって、売り惜しみや買いだめが起きていて、北朝鮮の市場も情報、人の心理の影響を受けるようになってきたことの表れではないかということです。