北朝鮮は今どうなっているのか?東京連続集会96全報告
◆軍事備蓄はいらないと金正恩
宋允復 そういうことです。去年マンションを作った時には、食糧の軍事備蓄をだいぶ放出しているんですね。そして2013年以降、金正恩は「アメリカとの戦争も辞さない」とか、「ワシントンも狙えるミサイルも撃つぞ」とわざわざ地図を広げてアピールしています。映像を出してアピールしました。
食糧の軍事備蓄をだいぶ放出して、「今後起きる戦争は短期間で決着がつく」、「戦争になったら半年分の備蓄なんかいらない」と言って、平壌中心に放出したそうです。そのくらい、様々な備蓄が底をついている。
そこで海外に出ている人間たちに対する、韓国の大統領選挙前における指示は、「あらゆる対南工作力量を文在寅当選に振り向けろ」です。ばかばかしい話ですが、北朝鮮が工作しようがしまいが、文在寅は当選したと思います。そして今それが実現したわけです。
そして文在寅政権を甘く見て、「文在寅というのはろうそく革命から立ち上がった政権だから」、このろうそく革命というのは親北朝鮮勢力だから、「我々が文在寅政権を圧迫すれば文在寅も折れて、北朝鮮の言う通りに動かざるをえないだろう」と見込んで、今強硬なスタンスを見せているのだと思います。
西岡 その場合、文在寅さんはトランプさんにこの月末会うんですが、アメリカから聞こえてくる話は、もしも文在寅政権が核をやめていない北朝鮮を大々的に支援するなら、中国企業だけではなく、韓国企業も二次的制裁の対象になるという声です。