北朝鮮は今どうなっているのか?東京連続集会96全報告
◆北朝鮮が海外に埋め込んでいる化学兵器、生物兵器
宋允復 トランプと習近平が会う前に、中国は北朝鮮と交渉をしている。北朝鮮が何を考えているかの本音を中国側は把握したと聞いています。北朝鮮は4月に大変緊張して、4月に、海外に出ている保衛部から聞くと、4月15日は金日成の誕生日です。この行事は円満に遂行しなければならない。次の4月25日の、人民総決起記念日はそうではない。その前に核実験はやらざるをえないという言い方をしていました。
ところがトランプは常識がないから、中東か何かと勘違いして本当に軍事的措置をとるかもしれない。米国が軍事的オプションをとる兆しが見えたら、我々が持っている勢いでやってしまわなければならない。
何をやるかというと、海外に既に埋め込んである化学兵器、生物兵器。北朝鮮がテロをする拠点も定めてあるわけです。そういうところに仕掛けるために、それを指揮するメンバーを4月半ば頃、中国に出した。彼らは日本を含め外国のパスポートを持っていて、それぞれの国に今出て行くところだ。それで私に、「君はしばらく韓国に行かない方がいいよ。何が起きるか分からない」と。
ところがそのような圧力があって北朝鮮は折れたわけです。核実験をやらずにここまで来ている。私はワームビアさんの死亡があるまでは、結局北朝鮮の二股外交は功を奏するかもしれないと。北朝鮮はアメリカと秘密交渉をしていますから。
「アメリカに届くミサイルの開発はストップできるから、核保有を認めてほしい」という類のことを言って、アメリカ側も確かに北朝鮮に対して軍事的オプションは取りづらいということで、なだらかに落ち着いていくかもしれないとの見通し、感触を持っていたんですが、ワームビアさんの死亡を契機にアメリカの硬化した世論が生まれ、改めて米国人が北朝鮮の邪悪さに気づき、このことが作用するかなと思っています。