救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

今年中に全拉致被害者の救出を!国民大集会全報告



◆北朝鮮に対する国内外を通じた強いプレッシャーをかける

加藤勝信(拉致問題担当大臣)
 本日は台風の中、そして前日からお泊りの中で、たくさんの皆様がこの国民大集会にお集まりいただきましたこと、担当大臣としても心から御礼を申し上げます。
 先ほど総理からもお話がありましたが、久米裕さん、そして松本京子さん、横田めぐみさんが拉致されて40年という年月が流れたわけです。ご家族を初め、多くの皆さん方の戦い抜かれた結果として、2002年に5人の拉致被害者の方々が帰国されたわけですが、残念ながらその後一人の拉致被害者の帰国も実現できていません。
 私も担当大臣として2年近くこの職にありますが、この間、拉致被害者の方々の具体的な帰国に向けての道筋も残念ながら見いだし得ていない。全く痛恨の極みであり、拉致被害者の方々、そしてご家族の皆さん、関係者の皆さんには、本当に申し訳なく思うところであります。
 また、こうした長い年月が経つ中で、ご家族の皆さんも被害者の皆さんも高齢化を一年一年されているわけで、今年の家族会・救う会の運動方針にも初めて「今年中」という文言を盛り込まれた思い、もはや一刻の猶予も一日の猶予もならないという切迫感を私たちも共有させていただきたいと思っています。先ほど私も、総理と一緒にご家族の話を聞かせていただき、その思いを新たにさせていただいたところです。
 しかし残念ながら北朝鮮は、拉致問題に真摯に対応しようとするどころではなく、ご承知のように核の実験をし、そしてわが国の上空に弾道ミサイルを飛ばすという暴挙を繰り返しているわけで、こうした問題には断固として対応していかなければなりません。
 総理も言われたように、国際社会と連携して最大限の圧力をかけていかなければなりません。日本時間の12日に採択された安保理決議では、北朝鮮の石油分野における供給規制など、北朝鮮に対する圧力を、従来にない新たな段階にまで強化しました。北朝鮮に政策を変えさせなければならないという国際社会の強い意志を全会一致で示したものだと思います。
 しかしこうした中で、日本人の拉致問題が埋没するのではないか。決してそういうことがあってはならないわけです。私たちも、安倍内閣の最重要、最優先課題であり、この問題は政府が率先して取り組まなければならないということで、これまでも取り組んできました。さらにこの姿勢を一層強くして取り組んでいきたいと思います。
 また国際社会との連携を進めていく。拉致問題は基本的人権の侵害という国際社会全体の普遍的な問題であるということで取り組み、国際社会においても、また国連の場においても大変高い関心を得ています。
 先ほど総理のお話にもありましたが、家族会、救う会、拉致議連の皆さんには、先般訪米していただいたところです。日本政府としても、様々な機会を通じて加盟国に、また国連の人権プロセスの活用等をはかって、北朝鮮に対し、拉致被害者の一日も早い帰国に実現に向けた具体的な行動を取るよう強く求めます。
 また北朝鮮情勢が緊迫する中、朝鮮半島有事の際、北朝鮮にいらっしゃる拉致被害者の方々を初め、邦人に対する情報提供の在り方についても、関係省庁と連携し具体的な情報提供の方策について鋭意検討を進め、必要な対応がしっかりできるよう取り組んでいるところです。
 北朝鮮に拉致された方々の救出はもちろん政府が先頭に立って取り組むべき課題ですが、しかしこうして日本国民の皆さん方が、「拉致問題は絶対許せない」という強い怒り、そして一日も早い帰国を実現したいという決意を、今日の国民大集会で、また今日お出での皆さん方がそれぞれの地域で、署名活動、あるいは集会を通じて結集をしていただいています。
 こうした活動を我々もしっかり受け止めていかなければならないと思います。北朝鮮に対する国内外を通じた強いプレッシャーをかけ、そして北朝鮮の最高指導者に、「拉致問題を解決しなければ北朝鮮には明るい未来がない」という総理の言葉の真意をしっかりと理解させ、一日も早いすべての拉致被害者の帰国につながる具体的な行動を引き出せるよう、私たちもあらゆる施策を駆使して取り組みたいと思っています。
 この集会を通じて、皆さん方の声が、拉致問題解決に向けた力強い後押しをしていただけますことをお願いして、私からの挨拶とさせていただきます。どうぞ宜しくお願いいたします(拍手)。
櫻井 加藤大臣ありがとうございました。ではここで、自民党拉致問題対策本部長の山谷えり子さんにお願いします。今回訪米団の団長として行かれました。アメリカでの議員の方々との懇談とか向こうの様子などについて、ご報告もかねてお願いいたします。


  
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