今年中に全拉致被害者の救出を!国民大集会全報告
◆想像を絶する独裁国には常識を超えた外交を展開しなければならない
松浪健太(日本維新の会拉致問題対策本部長、衆議院議員)
家族会の皆様の心の痛みと、長年のご労苦に心を致すとともに、本日ここにお集まりの皆様に心より敬意を表したいと思います。
私はかつて「産経新聞」の記者をしていましたが、当時先輩の記者のみなさんに、「最初に産経が拉致問題を報じた時にはメディアに誤報扱いをされた」と聞きました。その後メディアは拉致問題を扱うようになったと思っておりましたが、ここ数日、核・ミサイルばかりで拉致という言葉が本当に一言も発せられない状況になり、私も心を痛めています。
北朝鮮は本当に我々の想像を絶する国家です。私は昨年北朝鮮に渡りました。拉致問題について少しでも解決に導きたい、少しでも前進があればという思いです。
北朝鮮は本当に我々の想像を絶する独裁国家です。先ほど櫻井先生がおしゃった金正恩委員長の髪型は、祖父の金日成氏に似せていると言われますが、向こうの抗日記念館に行きますと、金正恩の肖像画があると思いましたら、「これは金日成氏の若い頃のもの」と聞きました。つまり、金日成氏の若い頃の肖像を今の金正恩氏に乗せている。まさに世代を超えて独裁を象徴化している。
このような国家にあっては、我々の常識を超えた本当の意味での外交を展開していかなければならないと思います。
先ほどからアメリカの話もありました。かつてカーター元大統領が北朝鮮に渡られました。こうした異常なミサイル危機の場合には、激烈な衝突か、激烈な対話しかこれを解決するすべはないんだろうと私は思います。この激烈な対話をもしアメリカが行った時にも、拉致という言葉をそこで使うように我々は働きかけていかなければならないと思います。
この10数年、拉致問題は本当に、最初の5人の皆さん以外は遅々として進まなかった。まさに死中に活を皆さんと共に勝ち得るよう我々も頑張っていきますので、どうか皆さん共に行動していきましょう。ありがとうございました(拍手)。
櫻井 どうもありがとうございました。次に、日本のこころ代表の中山恭子さん、お願いいたします(拍手)。