今年中に全拉致被害者の救出を!国民大集会全報告
◆一人の力が巌となって北朝鮮の厚い壁を崩そう
米山隆一(知事の会会長代行、新潟県知事)
みなさん、こんにちは。この度は国民大集会に、全国からかくも多くの皆様方にお越しいただきましたことに、御礼申し上げます。また我々の力不足で、拉致被害者の皆様の問題が解決できていないことを、お詫び申し上げます。
北朝鮮の度重なる核実験、ICBMの発射についてお話がありました。私からは一つだけ、この拉致の問題は我々の問題だということを申し上げたいと思います。
横田めぐみさんが拉致されて40年経ちました。これは私が10歳の時です。蓮池ご夫妻が拉致された海岸。これは私も海水浴をした海岸です。曽我ひとみさんが拉致された佐渡。私も修学旅行で行った島です。
そして加藤大臣と昨年、横田めぐみさんが拉致された場所にうかがいました。そこは私が今住んでいる知事公邸からたった10分のところです。そこには横田さんが通っていた中学校だけがありません。近くには小学校もあります。大学もあります。たくさんの子どもたちがいます。そういった所から拉致が起こった。
私自身だったかもしれないし、私の家族だったかもしれません。ここに今、新潟県から県議団を初めたくさんの方が来ています。その皆さんも、自分の問題だったかもしれないんです。そしてここにいらっしゃる皆さんも、同じように自分自身や家族が連れられていったかもしれません。
どのような悲しみであったろうかと思います。自分や家族が北朝鮮にいて帰れなかったら、どうこの40年間を過ごしたのか。我々には想像もできませんが、しかし共有しなければならいと思っています。
我々国民一人ひとりの力は決して大きくありません。しかしわが国家にはあります。「さざれ石の巌となりて」、一つ一つの力を合わせればきっと大きくなるんだと我々は信じていくべきだと思っています。是非、一人の力が巌となって北朝鮮の厚い壁を崩して、できるなら今年中に、できなくても必ずすべての拉致被害者の皆さんが帰還して、家族の皆様と幸せな時間を過ごされることを、知事の会会長代行として、新潟県知事として、そして何よりも一国民としてできる限りのことをさせていただきます。皆さん、共に頑張りましょう(拍手)。
櫻井 どうもありがとうございました。次に、拉致問題地方議会全国協議会会長で神奈川県議会議員でもある松田良昭さん、宜しくお願いいたします(拍手)。