今年中に全拉致被害者の救出を!国民大集会全報告
◆決議案朗読
笠浩史(拉致議連事務局長代理)
みなさん本当に今日は台風の中、こうしてご出席いただき、ありがとうございます。また、最後までおつきあいいただき、ありがとうございます。決議案を朗読させていただきます。
決議案
今年で政府認定拉致が発生して40年経った。家族会・救う会は「今年中に全拉致被害者の救出」を求めているが、いまだに具体的進展がない。それどころか、北朝鮮はミサイル発射と核実験という暴挙を続けている。国連安保理事会は8月と9月に連続で制裁決議を採択した。それが忠実に実行されれば北朝鮮は貿易で得ていた外貨の9割近くを失うなど、大きなダメージを受ける。それでも北朝鮮は核ミサイル開発を諦めるどころか、制裁への報復実行を公言している。私たちはこのような情勢の中で、拉致被害者救出の旗が吹き飛ばされてしまうのではないかという強い危機感を持つ。
しかし、過去の例からして北朝鮮は外貨が枯渇し強い軍事圧力がかかったときにだけ譲歩する。その意味で、わが国政府が国際社会の先頭に立って北朝鮮への圧力を強めていることは正しい。ただし、この圧力を救出につなげるためには、拉致という絶対に譲れない最優先課題があることを表明し続け、被害者救出のための実質的協議を持たなければならない。そのために私たちは今日ここに集まった。
北朝鮮人権法に明記されているとおり、拉致は「北朝鮮当局による国家的犯罪行為」だ。犯罪被害者救出は政府が最優先で取り組むべき責務である。だからこそ、核・ミサイル問題での国際連携強化を進めつつも、北朝鮮からの全被害者救出を早期に実現せねばならない。9月11日からの訪米団派遣をはじめ、拉致問題の深刻さを、米国をはじめとする国際社会に訴えてきたのは、このためだった。
被害者が彼の地で祖国の助けを待っている以上、私たちは負けるわけにはいかない。今年中に救い出すという決意をあらためて固めつつ以下の決議を行う。
一、北朝鮮は、今すぐ、全拉致被害者を返せ。全拉致被害者を返すための実質的協議に応ぜよ。
二、政府は、全拉致被害者の救出を今年中に実現せよ。そのための実質的協議を最優先で行え。
三、北朝鮮が全拉致被害者を返す決断を渋る場合に備えて、政府と国会は、新法制定なども含むより強い独自制裁をかける準備を行え。地方自治体は、朝鮮学校への補助金廃止、朝鮮大学校などの各種学校認可の再検討を行え。
平成29年9月17日
「今年中に全拉致被害者の救出を!国民大集会」参加者一同
宜しくお願いいたします(拍手)。
櫻井 ありがとうございました。皆様方の拍手をもってこの決議案は了承されました。ありがとうございました。
さて今までに救う会等が集めた署名は9月15日現在、12,166,480筆です。本当にありがとうございました。
国民の思いと私たちの思いを北朝鮮に届けるために、西岡さんのリードのもとに、シュプレヒコールを行います。どうぞご起立お願いしまう。
西岡 平壌にまで届くように、被害者の耳に届くように心の底から叫びたいと思います。
シュプレヒコール おー
シュプレヒコール おー
北朝鮮は今すぐ全拉致被害者を返せ! 返せ!
返せ! 返せ!
返せ! 返せ!
返せ! 返せ!
政府は全被害者の救出を今年中に実現せよ! 実現せよ!
実現せよ! 実現せよ!
実現せよ! 実現せよ!
実現せよ! 実現せよ!
私たちは全被害者の帰国が実現するまで戦うぞ! 戦うぞ!
戦うぞ! 戦うぞ!
戦うぞ! 戦うぞ!
戦うぞ! 戦うぞ!
ありがとうございました。(拍手)。
櫻井 どうも皆さんありがとうございました。(拍手)。本当に熱心にご参加くださり、ありがとうございました。拉致被害者のご家族の皆さん方は本当にお体に気を付けて、ご家族がお戻りになる日までお元気で待っていただきたいと思います。
政治家の皆さん方には本当に宜しくお願いいたします。国民の願いです。そして何よりも私たちは絶対に拉致のことを忘れないようにして、拉致だといって背中を向けることがないように、私たち国民も心を一つにしていきたいと思います。
本当にありがとうございました(拍手)。
以上