家族会・救う会・拉致議連 訪米報告-東京連続集会98
◆大統領が言及したからといって安心するのではなく前進を
横田拓也(横田めぐみさん弟、家族会事務局長)
以上が印象に残ったことですが、訪米前に意図していたテロ支援国再指定は、今日現在はまだかなっていませんが、その後に金融制裁を発動したり、今朝のニュースでもイタリアが(北朝鮮)大使を国外追放したりとか、各国も同じようなことを追随して行っていることを見ると、概ね成功したと言えるので、今回の訪米は今までにないくらいの成功だったと思います。
一方で、これに安心してはいけないという気持ちもあります。私自身、母と一緒に、ホワイトハウスでブッシュ大統領と会ったのは2006年だと記憶していますが、大統領と会ってもこの問題が解決せず今日に至っていることを考えると、トランプ大統領が国連の場で言及してくれたことは、ゴールではなく、救うべき当事者は日本政府で、安心して歩みを止めてはいけないのです。
今年は私の姉が拉致されて40年が経過しますが、本当に待つことはできないです。私の両親も本当に疲れ切って、国民大集会にも出られないという事態が起きています。これは色々なご家族においても同じようなことが言えるので、繰り返しですが、大統領が言及したからといって安心するのではなく、それをテコにして、日本政府は最速、最大の解決に向けた歩みを進めてほしいと思っています。
以上です(拍手)。
西岡 次に山谷先生、お願いいたします。