家族会・救う会・拉致議連 訪米報告-東京連続集会98
◆ひしひしと金正恩の怖さを感じるが彼も怖い
本間勝(田口八重子さん兄)
今日の話の中で、拓也さんが「傍観者の責任だ」と言われたのが一番印象的です。もちろん政府にやる責任はあるんですが、そういうことを感じました。
それと古森さんから、拉致被害者が政治犯収容所の職員にどう扱われるか、殺されてしまうかもしれないという怖い話もありました。拉致された人は命を取引にされちゃうんです。もし日本の対応が悪ければ殺してしまうよ、と正恩は言いかねない。そういう怖さが、ここにきてひしひしと感じられます。
これに対しては正恩を斬首するしかない。彼が一番怖いんですから。韓国も12月に斬首部隊を作ると言っています。12月はヤマですよ。「工作員によって連れていかれた人たちをこの際返しなさい」と。「核・ミサイルは置いて、人権問題を一番にして、まず今年中に返さないとあなたは殺されますよ」と。「家族も同じ境遇に遭いますよ」と。
被害者の家族がそうなったように、正恩の家族だって、拉致して拘束して返さない。あるいは殺してしまう。そういうことも脅しの材料に使えると思います。
今年はもう日にちもないですが、人権問題で追い詰めてやっていければと思っています。
私は、「ニューヨーク・タイムズ」の東京支社の方から、拉致問題についてコメントを求められました。八重子と私たち家族の悲惨さ、なぜ早く声をあげられなかったのかという思い、それを話しました。
今トランプさんが拉致問題について、めぐみさんの話を出した。「ニューヨーク・タイムズ」の記事のテーマとして拉致問題を出してくださいとお願いしました。どう出るか分かりませんが、古森さん「ニューヨーク・タイムズ」を見ていてください。以上です(拍手)。
西岡 トランプ演説にこういう一節がありました。紹介します。
世界にはいくつかのならず者国家がある。正しい国が邪悪な国に対峙しなければ悪が勝つ。
善悪に踏み込んだ演説だったんです。ブッシュ大統領の「悪の枢軸」演説を思い出す、強い演説です。この圧力をどう使うのか。本当にめぐみさんたちが帰ってこれないことを悪だと思いますので、一緒に頑張りましょう。ありがとうございました(拍手)。