トランプ大統領面会報告と緊迫する北朝鮮情勢-東京連続集会99
◆特定失踪者についてもトランプ大統領に伝わっている
問 残酷な拉致が行われ、その家族17人の中でトランプ大統領にお話ししてくださった。大統領も興味を持ってくださり、ご理解をいただいたと思いますが、拉致被害者と言われる人以外に、同じような状況の人が900人近くいるわけですが、これは大統領に話が伝わってないのですか。私たち(特定失踪者家族)は、17人だけが被害者だと世界に思われたくないのです。
飯塚繁雄代表 日本人拉致被害者は確定的な数字は分かりません。可能性がある方の家族は、特定失踪者という名前で今活動しています。私たちがいつも言っているのは、認定していようがいまいが拉致被害者であるという考え方でいつも対応、要請をしてきています。
おそらく外務省や事務方の方から実際はこういう状況にあるということを予め知らせていると聞いています。それについて言及はしなかったのですが、トランプさんも一被害者のことだけを考えていることはまずないと思います。認定被害者、さらには特定失踪者の方々は相当数が多いことも含めて、この問題はなんとかしなければならないという様子が感じられます。
横田拓也 参考までに言いますと、9月11日から15日にかけてワシントンDCとニューヨークに行った時には、政府認定以外の人も含めたすべての方が900人近くいて、また日本以外の他国にもまたがる大きな問題であること、アメリカに忘れてほしくないのは、北朝鮮国民も被害者であるから人権問題として取り上げてほしいということを、どの方にも言ってきました。
私はアメリカ政府に伝わっていると信じています。
平田隆太郎 皆さんありがとうございました(拍手)。今日の3人の方はすべて外国のメディアから取材を受けています。私が日程調整しただけでも20件くらい。南米、北米、オセアニア、ヨーロッパで、今日も取材に来ておられます。
このところ世界中で拉致問題が発信され、理解が深まっている状況だと思います。続いて救う会の西岡会長にお願いします(拍手)。