トランプ大統領面会報告と緊迫する北朝鮮情勢-東京連続集会99
◆恐れを相手に抱かせるテロとは、恐れずに戦うのが原則
西岡 力(救う会会長)
ありえないことがあったのです。それはアメリカの国益にとっても通じることを我々が言っていたし、同時にアメリカは「テロとの戦争」の真っただ中だった。その時、テロの被害者の家族が、「犯人を刺激すると危ないから制裁をやめてください」とは言わないで、「もう一回制裁をかけてください」と言いにきていた。テロ支援国指定をやってくれと言っていた。
テロとは何かというと、テラー、恐れを相手に抱かせることです。戦争までやる力はないんです。軍隊対軍隊の戦争をする力はないけれども、民間人をむざむざと殺すことによって、ある政策を実現しようとするわけです。
それは恐れです。いつ何が起きるか分からないと、相手に恐れを抱かせる。それに対しては恐れない。テロとは闘うのが大原則なんです。アメリカ中でいつ毒ガスが爆発するかも分からない、そういうパニックもあったわけですが、アメリカは闘うという選択をしたわけです。いまでもテロは続いていますが、闘う。テロリストに譲歩しない。
家族が人質をとられたら、普通「刺激しないでください」とか言いにくるはずなのに、家族が制裁してくれと言いに来ている。アメリカ人も国中が人質にとられているのと同じなんです。ニューヨークでテロが起きたので。アメリカ国内で安全な場所はない。だからといって中東政策は変えない。要求に応じないで闘う。
被害者の家族も闘ってるということで、心と心が通じた部分があったのではないかと思っています。