国際セミナー「緊迫する北朝鮮情勢のもとで拉致被害者救出を考える」全報告
◆制裁は北朝鮮国内でも成果が出ていると聞いている
清水貴之(日本維新の会拉致問題対策本部事務局長、参議院議員)
私からもまず初めに、増元るみ子さんのお母様信子さん、そしてジェンキンスさんに対してご冥福をお祈りします。
我々日本維新の会も、政府が各国と協調しながら制裁を強めていく、圧力をかけていく行動を否定するものではありませんし、一緒に頑張っていこうという思いです。
私は議員になってから実際に二度北朝鮮を訪問し、色々と話をしてきました。もしかしたら圧力をかけることからはそれることかも知れませんので、今日お越しの皆様方には、そういう行動は慎むべきという方もいらっしゃるかなと思います。
訪問したからといって、何か解決策を持って帰れたかというと、力不足でそんなことはありません。大変申し訳なく思うのですが、時間がない中で、加藤大臣からもありましたように、できることはどんなことでも取り組んでいくべきだと思っています。
圧力をかけていく、制裁を強めていくことに関しては、北朝鮮国内でも成果が出ているという話を聞いています。その一方で、核問題と拉致問題を一緒に考えないで分けていく、これは日本固有の問題ですから、しっかりと違う手段を使いながら手をつっこんでいくべきではないかとも考えています。
そういうことで取り組んでいきたいと思っています。皆様方とともにしっかり考え、行動で示していく。結果を求めることに向けて最大限頑張りたいと思います。どうぞ宜しくお願いいたします(拍手)。