家族会・救う会の「今後の運動方針」と北朝鮮情勢-東京連続集会100
◆ブルーリボン拡大運動、アニメめぐみ上映運動
飯塚繁雄(家族会代表、田口八重子さん兄)
年末には、北朝鮮人権週間という法律で決まっている週間があり、それに伴う活動がなされました。それも中央だけではなく、地方自治体を通して色々な形で活動ができる状況です。
私たちはいつもお願いする側ですが、家族会・救う会の動きは、あきらめては困る、負けては困る、風化しては困る、もはやその段階に来ています。従って負けることは絶対にあってはならない。
そういう意気込みを含めて、今後あらゆる所でこの問題の解決を進めるために動いておりますが、今年は特にブルーリボンバッジを大々的に広めていこうということを、政府にも、地方議会にも申し入れてあります。具体的な手配にもう入っています。
もう一つは、(アニメめぐみなどの)DVDなどを使った若い層への啓発活動も、全国が一定の条件に乗って自然な形で行いたいということで、これもお願いしています。題材はもうたくさんあります。それを利用しやすくして、小学校、中学校、高校を含めた教育の場で是非使っていただきたい。
こうしたことは、単にやったやったではなくて、学校教育の中でも日本人拉致についてはきちんと理解してもらう。そしてこういう問題は絶対起こしてはならないという意識の盛り上がりをはかるべきだと考えています。
日本人の間で、拉致問題が解決しないことについて怒りの声がかなり大きくなってくると感じています。これは政府がやって、政府が自分の尻を叩くことになると思いますが、それでもいい。さらに言えば、北朝鮮への直接の影響、国連から見た日本国民の態度がはっきりと理解されていくのではないかと考えています。
何かをやればお金がかかりますが、劇もありましたね。「めぐみへの誓い」。そういうこと含め、中心は政府ですが、自治体が動いてくれないと展開しづらいと思います。拉致問題の「知事の会」や「地方議連」にもお願いをして、約束もいただいています。
この問題は報告書で片付く問題ではありません。被害者本人が生きて帰還するのが最終目標です。それ以外の話をあまり突っつくと方向を間違えて、別な方向に行き、その話が独り歩きしてしまう。狙いは被害者の帰国です。そのことを考えて進めていきたいと考えています。
今年は1月21日に、家族会・救う会の運動方針を決めました。急がなければならないので、昨年度の引き継ぎを間をおかずに活動をつなげていきたいので少し早く決めました。私からは以上です。ありがとうございました(拍手)。