家族会・救う会の「今後の運動方針」と北朝鮮情勢-東京連続集会100
◆日本は今も国連軍の後方基地
西岡力(救う会会長)
朝鮮戦争は今休戦状態です。朝鮮戦争を戦ったのは国連軍です。国連軍の後方基地が日本に7つある。在日米軍基地のうち7つは、国連軍の後方基地になっている。
休戦協定を北朝鮮が破って朝鮮戦争が始まったら、日本にある基地を使って国連軍が戦争をする。その国連軍の主力がアメリカ軍で、アメリカ軍が韓国と軍事演習するかしないかは、戦争が始まったら日本も国連軍に基地を提供している以上、関係ないとは言えないのです。
「日本の基地がなかったら、韓国はアメリカとともに戦えない。それも知らないのか」と言って、保守派のリーダーが怒っていました。「安倍総理が我々の言いたいことを代弁してくれている」と言っていました。
しかし、わざわざ軍事演習のことを言う。軍事演習を延期する方向を文在寅政権は見せてきていますが、そうなるとアメリカは相当怒るでしょうし、貿易関係でも韓国が不利になるのではないかと言われています。
今後の見通しですが、平昌オリンピックをやっている間に、韓国は北朝鮮に特使を送るのではないか。北朝鮮は特使を送ってきたわけです。その返事は特使が出すわけです。今、誰を送るのかという議論がさかんにされています。統一部長官とか国情院長とか、あるいは秘書室長、首相という話が出ています。