チャンス到来、金正恩に拉致被害者帰国を迫れ!緊急集会
◆徹底的に圧力をかけて、北朝鮮側の態度を変えさせる
古屋圭司(拉致議連会長代行、元拉致問題担当大臣)
今西岡先生、飯塚さんからもお話があったように、今解決のチャンスが訪れているんです。一部のメディアが、日本は置いてけぼりになっているのではないかというようなことを言っていますが、そんな無責任な報道はマスコミとして恥ずかしい限りだと思います。
なぜか。皆さん私たちは今までどういう対応をしてきましたか。徹底的に圧力をかけて、北朝鮮側の態度を変えさせる。それまで徹底的な圧力をかける。日本だけでは限界がある。だから同盟国であるアメリカ、そして中国も協力したじゃないですか。こういうことがあったからこそ金正恩自身が態度を変えてきたんです。
歴史をさかのぼれば、融和策をやったこともありましたね。それはアメリカのクリントン政権の時です。オルブライト国務長官を北朝鮮まで派遣して、5万5千人のマスゲームを見て感動して、軽水炉支援、人道支援をやりましたね。結果はどうですか。核開発の協力をしただけじゃないですか。
日本もかつてありました。反省を込めて申し上げます。中川昭一先生が8年前に残念ながら亡くなりましたが、拉致議連会長として、また党で拉致問題を安倍総理も若かりし頃に取り組んでいた時に、正直言って日本政府も融和路線でした。
外務省のある局長がとんでもない発言をした。しかし、徹底的に圧力をかけようとして横田早紀江さんに象徴される家族会が、本当に国民みんなを共感させてその取り組みをした結果、拉致議連もできて、こちらからも圧力をかけた結果、政府も拉致問題を認めるに至った。ここからが本当の勝負だったんです。
申し訳ないけど、それまで拉致問題が報道されてから10数年の歳月が経っていたんです。これは我々は反省を込めて申し訳ないと思います。しかし今、ずっと圧力をかけ続けた。それでも自民党政権だった時でさえ毎年総理大臣が変わった。圧力をかけた時があるが、また総理大臣が代わってしまう。民主党政権の時も毎年代わった。北朝鮮に足元を見られていたんです。
しかし、今安倍政権になって5年、徹底した圧力と、世界への圧力の協力を求め、国連への働きかけをやった。これは安倍総理が中心になってやってきたんです。そしてトランプ大統領とも人間的信頼関係を作ってきた。それによってトランプ大統領も、拉致問題が日本にとって重要課題だということを認識するに至りました。