チャンス到来、金正恩に拉致被害者帰国を迫れ!緊急集会
◆「再調査」とか「報告書」ではだめ、「帰国」こそ
飯塚耕一郎
チャンスというのは降って沸いたようなことに見えますが、私には必然的なことのように見えます。それは、ここの会場にいる皆さんもそうですし、家族もメディアの方々もそうですし、これまで頑張ってきた成果が一つの形になって、拉致被害者を救う会タイミングになってきたということをまず共有したいと思います。
明日総理に面会させていただきますが、拉致被害者の即時一括帰国、そして帰国した場合に日本政府が見返りを含めた準備があるということを北朝鮮に伝えるように、トランプ氏に是非伝えていただきたいと思います。
「日本が拉致問題の解決を求めている」というようなあいまいな言い方をしてはならないと思います。「解決」というと、再調査をしますとか、日本が報告書を受け取らないんですとかいうところで、あいまになってしまうと思います。
そうではなく、我々の家族である拉致被害者を即時に一括帰国させる、これを日本が求めているんだということを、強く強く大統領が発言するように求めてほしいと思っています。
おそらくアメリカは、我々が20年もの間苦い思いをしたことを理解していないと思います。過去に偽の死亡診断書を出されたり、事故報告書を出されたり、挙句の果てにはにせの遺骨まで出されているわけです。こういう卑劣、卑怯な国であることをまずアメリカに真摯に伝える。そういう意味で「解決」についてあいまいな定義を求めているのではないことを是非とも伝えてほしいと思います。
そして被害者が帰国した場合には、北朝鮮内部の機微に触れるような情報は一切口外しないということも約束することを発言してもらうべきかなと思っています。