チャンス到来、金正恩に拉致被害者帰国を迫れ!緊急集会
◆拉致解決なしに一切金を出さないと発信を
増元照明(増元るみ子さん弟)
みなさんこんばんは。米朝会談が決まった際に、これが千歳一遇のチャンスだろうと。これを逃したら、私の母のように娘や息子に会えないで死んでいくのだろうなと思っています。会ってもらわなければならないという思いだったのですが。
2003年から訪米を何度も繰り返して、もしかしたらこれが最後のチャンスかもしれない。そう思って政府と家族会に訪米メンバーに入れてほしいと言ったのですが、人選からもれてしまい、訪米メンバーにはきちっとやっていただきたいと思っています。
先ほど島田さんがおっしゃったように、核に関してもそうですが、拉致に関してもリビア方式で、北朝鮮がどうやってくるかを見極めて、核の問題で見極める点でも必要なことだと思います。
また西岡さんがおっしゃったように、アーミテージがそう言っていたんです。2007年か8年頃。北朝鮮にとって拉致被害者を返す方が、核開発を放棄するよりも楽なはずだ、と。その楽なこともしないで北朝鮮が本気で核を廃絶するとはとても思えない。
アメリカ政府がリトマス紙を作るとおっしゃった。このことをもう一度アメリカに伝えていただきたい。北朝鮮が本気で核を放棄するのであれば、もっと簡単な拉致被害者を返せないはずがない。そうでなければあなたたちの本気度を私たちははかれません、という具合に言っていただきたい。
トランプ大統領に昨年11月にお会いした時、やっていただけると私も思いました。しかし北朝鮮はもう報告書を作っているだろうし、「日本人拉致被害者はすべて死んでいます」と言った以上、そういう回答をするでしょう。
その時に、アメリカは一歩踏み出すことはできないでしょう。拉致問題大臣だった古屋先生がおっしゃっていました。北朝鮮がどのような回答をしてこようと、それに対するあらゆる対策をとっている、とおっしゃっていました。その情報提供をアメリカにして、拉致問題をアメリカと共有していただきたいと思っています。
中国は6者協議の中でも、安保理の中でも、人権問題、拉致問題を一切無視した国です。その国と中朝で話し合いがもたれたということは、先々に来る米朝会議も、おそらく核の問題を中心に話すということになるのではないか。
中国という国に対して不信感を持っています。ボルトンさんが補佐官になられたので重々承知だとは思いますが、その点についても強く言っていただきたいと思います。
これが最後のチャンスです。これを逃すと本当に後がないでしょう。6月に日朝会談が設定されるかもしれないと言うメディアもありますが、日本は一切金を出さないよというくらいのことはきっちりと、アメリカにも中国にも韓国にも発信していただきたい。それが今の私の思いです(拍手)。