政府に今年中の全被害者救出を再度求める国民大集会報告
◆長い間、我慢、我慢、我慢できたが、ようやく光が見えそう
飯塚繁雄(家族会代表、田口八重子さん兄)
皆様、こんにちは(こんにちは)。今日はもう4月22日です。この時期にいつも国民大集会を計画していますが、今回は特に、北朝鮮を取り巻く情勢を踏まえて、誠にいいタイミングで皆様にお集まりいただきました。
今各種(首脳)会談が続いています。そして拉致問題がようやくクローズアップされています。核・ミサイル問題がこれまで出ていましたが、我々日本が抱えている大きな問題にはこの拉致問題がある。この問題を解決しなければ、他の問題も解決しないという態度を(日本は)続けていますし、そのためにあらゆる圧力を課しているわけです。その結果、こういう状況になったと思います。
会談はたくさんありますが、実はこれから始まるんです。会談が決まったから「よかった」と言うのではなく、その結果どうなったのか、被害者が帰ってくるのかということ、ここにいつも焦点を当てて考えています。
今回は今までになくそういう機会が与えられたというか、たくさんあるわけです。これを私たちは、最近皆様もおっしゃっていますが、千載一遇のチャンスだと。すべてこのチャンスにつなげて、今いつ帰れるかと待っている被害者に焦点を当てた活動を是非お願いしたいと思います。
先ほど、(安倍総理から)トランプ大統領との会話の中で、「北朝鮮に向けて日本人拉致問題の解決を進めることを約束させた」というお話を聞きました。これは今まで全くないことです。しかも、トランプ大統領のあの力量からすると、北朝鮮も簡単に、今までのように受け流すわけにはいかないだろうということを、私たちもそれなりに期待しています。
但し、まだ分かりません。あの国は今までずっと嘘をつきっ放しできましたからね。土壇場になって、全く違う方向に行ってしまう恐れもあるかなと思いますが、それにしても解決の糸口を探す場面が相当あります。
私たちは安倍総理の力量を注視しながら、これまでもできることを頑張ってきていますが、この場が一番盛り上がる時期だと思います。日本人被害者を全員早く返せ、必ず帰ってくるんだという期待も込めながら、皆さんと一緒に闘っていく今日の大会でもあります。
今後近いうちにこの論議が具体化されるように、少なくとも秋ごろまでにいい話が盛りだくさんに出てくるということを私たちは期待しています。あまりにも長い間、我慢、我慢、我慢できました。ようやくなんとか光が見えそうだなというのが今の時点ですが、もうちょっとふたを開けてみないと分からない面があります。
そこに向けて皆さんとともに頑張っていきたいと思います。これからも宜しくお願いいたします。ありがとうございました(拍手)。
櫻井 飯塚さんありがとうございました。次に拉致議連会長で衆議院議員の古屋圭司さんから主催者としての挨拶をお願いします(拍手)。