政府に今年中の全被害者救出を再度求める国民大集会報告
◆トランプ大統領が「被害者を家族のもとに返すことを約束する」と
安倍晋三(内閣総理大臣、政府拉致問題対策本部長)
ご家族の皆様の切なる思いを胸に、17日から20日にかけて米国を訪問し、トランプ大統領と会談を行ってきました。初日の二人だけの会談、そして少人数の会談においてはそのほとんどを北朝鮮の問題に費やしました。
特に、二人だけの会談においては拉致問題の重要性について、トランプ大統領にお話をさせていただきました。トランプ大統領も昨年来日した際、ご家族の皆様の声を聴き、皆様の気持ちをよく理解しておられました。
この問題を解決するために是非とも協力をしてもらいたい。如何にご家族が苦しい思いをしているか、ということを申し上げました。トランプ大統領も身を乗り出して私の目を見ながら、真剣に聴いてくれました。
そして、「米朝首脳会談で拉致問題を提起する。そしてベストを尽くす」と力強く約束をしてくれました。そして記者会見においても、昨年来日した際に皆さんと対面したことを思い浮かべながら、「できる限り早期にご家族の再会を望む。拉致被害者の帰国に向け、可能な限りすべてのことをし、彼らを日本に帰国させる。あなたに約束する」とテレビカメラの前で証言してくれました。
共同記者会見においては、米国でもCNN等でライブで放映されるわけです。そしてそれは北朝鮮の人々も見ている。まさに世界に向かって米国の大統領が、この問題を解決する、被害者を家族のもとに返すことを約束してくれたと思います。
櫻井 次に拉致問題担当大臣の加藤勝信さんにお願いいたします(拍手)。