救う会全国協議会

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北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会

政府に今年中の全被害者救出を再度求める国民大集会報告



◆可能なら5月に訪米し、働きかけたい

加藤勝信(拉致問題担当大臣、衆議院議員)
 国民大集会の開催に当たり、家族会、救う会、拉致議連、知事の会、地方議会全国協議会の皆さん方が主催していただき、また日曜日にも関わらずこうして多くの皆さん方がお集まりいたきましたことにつき、担当大臣として心から感謝を申し上げ、また日頃から皆さん方がこの拉致問題に対し強い関心を持ち、またそれぞれの地域等において様々な活動に取り組んでいただいていることに、改めて感謝申しあげます。
 北朝鮮に残されている拉致被害者の方々の帰国が実現できないまま、本当に長い年月が経ってしまいました。拉致被害者の方々、そしてご家族の皆さん方も一年、一年と歳を重ね、中には肉親との再会がかなわぬまま亡くなられたご家族もいらっしゃいます。また体調を崩されているご家族もおられます。
 私も担当大臣になってから2年半が経つわけですが、この間拉致被害者の方々の帰国に向けての道筋すら見えていないことにつき、拉致被害者の方々、ご家族の方々、様々な活動をされている方々に申し訳なく思います。
 そういう中で、今流れが変わってきている。この大きなチャンスを何としてでも生かして、そして必ずやすべての拉致被害者の方々の帰国の実現につなげてほしいという切実な思いを、また本当に一刻の猶予もならないんだという切迫感を家族の皆様方、今日お出での皆さん方としっかり共有して、この問題に取り組ませていただきたいと思います。
 拉致問題は言うまでもなく、わが国の最重要、最優先の課題です。そして大事なことは、来る南北首脳会談、そして米朝首脳会談において、拉致問題の解決に向けて前進をしていくことです。
 昨年11月には拉致被害者ご家族とトランプ大統領が面会をし、トランプ大統領と拉致問題の深刻さを共有していただきました。
 また今月10日には、拉致被害者ご家族とハガティ駐日米国大使との面会をしていただきました。ハガティ大使は、「愛する家族を失う苦しみに私は深く悲しみ、心を動かされた」と、「ご家族の思いをトランプ大統領に必ず伝える」との発言をいただきました。
 トランプ大統領やハガティ大使を初め、そうした皆さんがご家族の方々に示された真摯な共感に、私も強い感銘を受けました。
 そして今、安倍総理からお話を申し上げた通りです。この訪米に於いて、総理はトランプ大統領に、来る米朝首脳会談で拉致問題を取り上げるよう要請をし、大統領から、「拉致問題の早期解決に向けて働きかける」との大変力強い発言をいただきました。
 こういうことは拉致被害者の方々にとっても、大変大きく勇気づけるものになるのではないかと思います。私も米国に対して積極的に働きかけをしていきたい。諸般の事情が許せば、5月の連休に、拉致議連や家族会・救う会の皆さんと一緒に、トランプ政権に対し、米朝首脳会談において拉致問題をしっかり取り上げ、すべての拉致被害者の一日も早い帰国を求めるよう、さらに重ねて要請をしていきたいと考えています。
 一昨日、北朝鮮は核実験とICBM発射を停止し、核実験場を廃棄すると発表しました。しかし、「政府としての基本方針は変わらない」と先ほど安倍総理からも言明したところです。
 引き続き米国、韓国、さらには中国、ロシア、こういった関係国や国連等国際社会と緊密に連携し、最大限の圧力を維持しつつ、北朝鮮に対し拉致被害者の方々の一日も早い帰国の実現に向けた具体的な行動をとるようしっかりと求めていきたいと思います。


  
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