政府に今年中の全被害者救出を再度求める国民大集会報告
◆希望が薄れてきているところに、ちょっと明かりが射してきた
斉藤文代(松木薫さん姉)
皆さんこんにちは。皆様方の温かいご支援、いつもありがたく思っています。
熊本から出てくる時に、毎日していることですが父や母に手を合わせ、「言って来ます」と。今まで希望も何にもなかったのですが、毎日そう言って上京してきました。
私の所も、偽遺骨を2回も出されたり、色んなことがありましたが、そういうことをあまり考えないように前進、前進、誰かを信じていかないと私たちの方が身体がだめになってしまう。
親たちも弱っていくという気持ちでずっとやってきましたが、母は薫に会うこともなく、父もなく、また私たちが会えるのかなという希望が薄れてきているところに、ちょっとした明かりが射してきた。それを私は大事にしたいなと思っています。拉致された家族は再会できるまでは、私も何としてでも上京してきたいなと思っています。
今日の朝、夢でもちょっと不思議なことがあり、夢だと思うんですが父が家の前にぱっと出てきて、「おい」と言ったから、私は「はいっ」と言って起きたんです。起きたら夢だったんです。多分気合を入れてくれたんだと思います。何かある時には父たちが私に力をくれますので、それはありがたくちょうだいして、拉致被害者が一日でも早く帰国できるように、皆様方と喜びを分かち合えるように頑張って上京してきたいと思っていますので、どうぞ宜しくお願いします(拍手)。