政府に今年中の全被害者救出を再度求める国民大集会報告
◆2002年から16年経ち、北朝鮮にいる被害者が心配
松木信宏(松木薫さん弟)
皆様こんにちは。トランプ大統領との面会とかもありましたが、北朝鮮がやっと日本に声をかけざるを得ない状況に段々近づきつつあります。
私たちは、「死亡」とされている家族ですので、まずその「死亡」という言葉を撤回させなければ、そこから先に進めないんです。「死亡」という報告書がなくなってこそ、初めて取り返すスタート地点に立てると思います。それが今回の安倍総理の訪米で白紙に戻せそうだなという気持ちを段々持つようになった感じです。
私の兄も64歳です。2002年の時から16年経ち、帰ってきていない被害者の方々は精神的にどういう気持ちでいるんだろうか、本当に日本政府が助けてくれるんだろうか。そういう気持ちをずっと持ちながら待っていることだろうと思います。
待っている日本側では、横田滋さんもご病気になられたりしています。日本にいる家族もなかなか厳しい状況になっていると思いますが、北朝鮮にいる被害者もそういう状況になっているのではないかと心配しています。
是非今回の機会に何としても前に進めたいと思っていますので、どうか皆様今後とも宜しくお願いいたします(拍手)。