政府に今年中の全被害者救出を再度求める国民大集会報告
【決議案採択】
塚田一郎(拉致議連事務局長、参議院議員)本日は長い間、本当に大勢の皆様にご参加、ご協力いただきまして心より感謝申し上げます。それでは決議案を朗読させていただきます。
決議案
全拉致被害者救出にとってまたとない機会が訪れてきた中、私たちは本日「政府に今年中の全被害者救出を再度求める国民大集会」を開催した。
私たちは昨年9月、台風の中での国民大集会の際、核ミサイル問題の深刻化の中で拉致被害者救出の旗が吹き飛ばされてしまうのではないかという強い危機感を持ったが、官民あげての必死の活動により、半年経って核ミサイル廃棄とともに拉致被害者救出の機運が大きく浮上してきた。
安倍総理の強いリーダーシップのもと、日米が主導してきた最高度の圧力の結果、金正恩がトランプ大統領との会談を求めてきた。トランプ大統領は訪米した安倍総理に、「米朝首脳会談で拉致問題を提起する」、「拉致被害者を日本に連れ戻せるよう、できることはすべてやる」と語った。政府の外交努力の結果だ。また、家族会・救う会が拉致議連と共に、平成13年から繰り返し訪米して拉致被害者救出への協力を求めてきた成果でもある。
今後、米朝首脳会談の結果によっては拉致問題が大きく動くことも予想される。そのとき絶対譲れないのは、全拉致被害者の即時一括帰国だ。北朝鮮がでたらめな理由をつけて「死亡」と通告してきた8人、同じく北朝鮮が拉致したことさえ認めていない「未入境」と通告された4人、その他多くの未認定拉致被害者を含め全員が帰ってこなければならない。それなしには、わが国は北朝鮮へのどのような合意や支援、援助にも反対するだけでなく、米国をはじめとする国際社会に対して、制裁を緩めたり支援をしてはならない、と強く訴えるべきだ。
多くの拉致被害者が彼の地で祖国の助けを待っている。私たちは負けるわけにはいかない。この千載一遇の機会に絶対に全員を救い出すという決意を固め、以下決議する。
一、北朝鮮は、今すぐ、全拉致被害者を返せ。全拉致被害者を返すためのわが国との実質的協議に応ぜよ。
二、政府は、全拉致被害者の即時一括帰国を実現せよ。米朝首脳会談後の様々な展開に備え、全拉致被害者の安全確保と保護の準備をせよ。
三、国民は、ブルーリボンを身につけ全拉致被害者救出への意思を示そう。アニメ「めぐみ」の学校上映拡大等を通じて拉致問題啓発活動を続けよう。
平成30年4月22日
「政府に今年中の全拉致被害者救出を再度求める国民大集会」参加者一同
ご賛同宜しくお願いいたします(拍手)。
櫻井 ありがとうございます。この拍手をもちまして、決議案を正式な決議とさせていただきます。みなさんどうも、ありがとうございました。今日この会場にいらした方々は千名を越えました。全国からお出でいただき、ありがとうございます。そしてまたご報告します。これまでに家族会・救う会が集めた署名があります。一日も早い一括帰国を求めての署名です。全部で1269万9千人の方々が署名をしてくださいました。本当にありがとうございました(拍手)。
これからもどうぞこの拉致問題、今本当に大事な所にさしかかっています。拉致問題を解決できるかどうか。それは日本が本当の意味で国家でありうるかどうかという問題でもあります。是非この拉致問題を最後までしっかりと見届けて、全員を一括して取り戻すところまで、一緒に走っていただきたいと思います。そのためには皆さん、カンパもお願いします。
そしてここで恒例ですがみんなで一緒に思いを込めて、北朝鮮の金正恩に届くように、そして拉致被害者の耳に届くようにシュプレヒコールをしたいと思います。
西岡 ご起立ください。本当に正念場が来ました。我々が我々の力で動かそうではありませんか。
シュプレヒコール! おー!
シュプレヒコール! おー!
北朝鮮は今すぐ全拉致被害者を 返せ!
返せ! 返せ! 返せ!
政府は全拉致被害者の即時一括帰国を 実現せよ!
実現せよ! 実現せよ! 実現せよ!
即時一括帰国を 実現せよ!
実現せよ! 実現せよ! 実現せよ!
ありがとうございました(拍手)。
櫻井 どうもありがとうございました。壇上の皆様方もありがとうございました。
以上