訪米報告と米朝首脳会談?東京連続集会101
◆アメリカも北朝鮮も世論の盛り上がりを見ている
松原仁(拉致議連幹事長、元拉致問題担当大臣)
私はアーミテージさんの時はいなかったんですが、彼は、「この問題が解決したと判断するのは北朝鮮ではなく、日本の拉致被害者家族である」とおっしゃった。まさに正論です。北朝鮮が「拉致は解決済み」というのは、全く暴言のたぐいで、それに対して我々は「その判断はあなた方にはできない」と。
ここが重要なんですが、日本の被害者が田畑を耕して作っているとは思えません。食い扶持があるわけですから、どこに誰がいるかを調査すれば一瞬で分かるはずです。
しかし、彼らが出してきた時、すべてかどうかをチェックすることが我々にはできると、すなわち情報の部分でもう1回総括をすべきだと思います。私も政権を離れて5、6年経ちますから、拉致対策本部や警察を含めて総括をしてもらう。その中から漏れていた人間がいた場合は、「おかしいじゃないか。もう1回やり直せ」と常にできる環境を作り、その情報はアメリカ側とも共有してもらいたいと思います。
もっとも大事なことは今、山谷さんが言ったように、これは日本の国の中の世論の盛り上がりが、この段階でどこまでになっているかです。これはアメリカにとっても非常に関心を持っていると思います。そして北朝鮮側もそれを注視しているので、そういう点で、「拉致問題を解決しましょう」という団結の雄叫びが極めて重要だと思っています。
私も一緒になって皆さんと戦っていきたいと思います。少なくとも今回のワシントン、ニューヨークを最後にする、または最後にならざるを得ない、それくらいの危機感とチャンスであるという思いを共有しながら頑張っていきたいと思います。共に頑張りましょう。ありがとうございました(拍手)。
西岡 では山田先生お願いします。